音程差を表す言葉に「全音」(ぜんおん)と「半音」(はんおん)という言葉があります。
※音程差というのは、音楽で使われる楽音で、2つの音の高さの差の事を意味しています。

「半音」は「ド」と「ド#」、「ド#」と「レ」のように、白い鍵盤からすぐ隣の黒い鍵盤、黒い鍵盤からすぐ隣の白い鍵盤までの音の高さの差を表す言葉で、「全音」は「ド」と「レ」、「ド#」と「レ#」のように、「半音」が2つ分の音の高さの差を表す言葉です。

半音
全音

「ミ」と「ファ」、「シ」と「ド」の間には、黒い鍵盤が無いので、「半音」の音程差になっています。

度数

音程差を表す言葉にはもう1種類あって「度数」(どすう)という言葉を使います。
※「度数」は、音程差を表す単位の事です。
「度数」では、2つの音の音程差を「〇〇度」と言うように表します。

例えば、「ド」から「レ♭」までの音程差を「短2度」、「ド」から「レ」までの音程差を「長二度」と表します。

短二度・長二度

「度数」では、「ド」と「ド」という2つの同じ音を表す事も出来て、同じ高さの2つの音の場合「完全一度」と言うように表します。
そして、「ド」の音から「ド#」の音程差に対しては、「増一度」と言うように表します。

増一度・短二度

「ド#」は「レ♭」でもあるので、一見「短二度」のように思えますが、「ド#」は「ド」に「#」が付いている状態なので、「ド」と「ド#」の場合、「完全一度」の音程差から1つ差が増えた状態という事で「増一度」と言うように表します。

音楽理論を学習しようという初心者の人の多くが、始めに学習し始めるのがコードの種類を覚えたり、スケールを覚えたり、コード進行を覚えたりといった事ではないかと思います。

確かに、コードの種類とコード進行を覚えれば、伴奏が作れるようになりますし、スケールを覚えればメロディーが作れるようになるので、速く曲作りを始めたい人が、それらの知識を学習し始める気持ちはとてもよく分かります。

ただ、それらの知識を覚えたり学習したりするのは、もっと後になってからにした方が良いでしょう。ウインク
なぜなら、コードやコード進行、スケールの知識と言うのは、他の音楽理論の知識があって初めて理解できるようになる知識だからです。

まず初めに覚えるべきは音程を表す言葉

音楽理論で重要かつ初めに覚えるべきなのは、音程差を表す音楽用語です。
音程差を表す音楽用語を知らないと、音楽理論についての他の知識を学習する事が出来ません。

ですので、音楽理論について学習した始める初心者の方にお勧めしたいのは、まず、「半音」・「全音」・「度数」というように、音程差を表す言葉を覚える事です。

そして、音程差を表す言葉を覚えたら、次に、自然長音階(ナチュラルメジャースケール)と自然短音階(ナチュラルマイナースケール)を覚えて、その次に「キー」(Key : 調)について学習すると良いと思います。

この手順で学習すれば、コードやコード進行を覚えるよりも早く作曲が行えるようになると思います。