クラックステーブル公式ブログへようこそ!
さて、今年のセリもあっという間にこれが最後。オータムセールを残すばかりとなりました。今回は過去最多、総勢31頭の上場となりますが、いずれも将来性豊かな素質馬揃いで今後が非常に楽しみです!
それでは、31頭を一気に紹介していきますので、皆さま最後までお付き合いください!
【初日(10月2日)上場予定馬 14頭】
上場番号10 パレスメダーリア2016
・めす・父ストロングリターン・母父ハーツクライ・3/30生
セール初日のトップバッターを務めるのは今年初年度産駒がJRAでも続々勝ち上がり、注目の新種牡馬ストロングリターン産駒の「パレスメダーリア2016」です!父の産駒はこれまでJRAで4頭が勝ち上がり。
仕上がりが早く、かつスピードを持ち合わせているのは何よりの強み。今後ますます人気になっていくこと間違いなしですので、どうぞご注目ください!
上場番号65 マチカネアオイ2016
・めす・父レッドスパーダ・母父サンデーサイレンス・4/7生
こちらは産駒が今年1歳を迎えた新種牡馬、レッドスパーダを父に持つ「マチカネアオイ2016」です。父は2歳から8歳までの6年間、長期休養を挟みながらも常に重賞戦線で衰えを見せることなく活躍を続けることができたのは、高い能力があったからに他なりません。種牡馬入り後も種付け頭数は少ないながらも仔出しの良さは目立っており、活躍馬が出るのではと期待をしています。本馬もまた、タイキシャトルの系統らしく強い筋力を持ち合わせているので、今後更なる成長がとても楽しみな1頭です。
上場番号107 ロッソペーガゾの2016
・めす・父ローズキングダム・母父ブライアンズタイム・5/19生
こちらは今年産駒がデビューのローズキングダム産駒「ロッソペーガゾの2016」です。まだデビューを迎えた産駒が少ないこともあり、JRAでの勝ち上りはスプリングマンのみですが、ローズキングダム自身が超良血であることに加え、無敗の2歳王者で3歳時もクラシックで常に上位、そしてジャパンカップを制した実績からも今後デビューする産駒から活躍馬が出てくる可能性は非常に高いのではと見ています。
本馬は加えて半兄のイントレピッドがJRA4勝、半姉プラトロッソがJRA1勝と母系の血統背景も申し分なし、確実性もあり将来がとても楽しみです。
上場番号128 アドマイヤジェンヌ2016
・めす・父ジャングルポケット・母父サンデーサイレンス・3/4生
父ジャングルポケットはダービーとジャパンカップを制したトニービンの代表産駒として知られ、種牡馬入り後もトーセンジョーダンやトールポピーなど6頭の芝G1ウイナーを輩出。近年はアウォーディー、ディアドムスといったダートのG1ホースを送り出し、芝・ダートを問わない活躍を見せています。また、母のアドマイヤジェンヌもJRA1勝、半姉マイネノーブレスもJRAで3勝の活躍馬ということからも期待は高まる一方です。
上場番号152 ステージヴァージン2016
・めす・父ロジユニヴァース・母父トニービン・2/5生
祖母ダンシングアウンティーからはオースミリンド、バイラリーナ、コンラッドと3頭のオープン馬、そして半兄ステージジャンプはJRA3勝、半姉チェンジオブシーンもJRA1勝と堅実な活躍を見せる、優れた牝系の出身である本馬。父には今年から産駒デビュー、ダービー馬のロジユニヴァースを迎えました。クラシックディスタンスに強い両親から生まれた本馬が今後どのように成長していくか?父の代表産駒となることができるのか?将来がとても楽しみです。
上場番号179 カルストンツバサの2016
・めす・父ブラックタイド・母父オジジアン・3/19生
ご存じキタサンブラックの活躍で大ブレイクを果たし、一躍人気種牡馬となったブラックタイド産駒が上場です。質・量ともに過去最高を記録した父の2016年世代。しかも翌年からは種付料も大幅に値上がりしていることから、現1歳世代はお買い得な世代であることは一目瞭然です。まずは会場で実馬をご覧の上、検討いただけましたら何よりです。
上場番号190 サマーファインデイの2016
・めす・父タイムパラドックス・母父アグネスデジタル・6/11生
母サマーファインデイはJRA在籍時に3勝を挙げてその後地方競馬に移籍、7歳までコンスタントに走り続けました。本馬は第2仔となりますが、今年のトレーニングセールで購買されたひとつ上の半妹にあたるメイショウサムソン産駒がトレセンで高評価を受けていることからも、本馬も同様の期待ができそうです。遅生まれということもあってオータムセールでの上場となりましたが、逆に大きな成長の余地を含んでいるということでもありますので、今後の成長が非常に楽しみです。
上場番号217 ジェンハオサイマの2016
・牡・父ロジユニヴァース・母父コマンダーインチーフ・4/28生
母ジェンハオサイマはJRA1勝。本馬の半兄トゥルーフレンド(父ノボトゥルー)はJRA2勝、同じく半兄マイネルゲール(父ソングオブウインド)はJRA1勝。他の産駒も地方ながらレベルの高い北海道と南関東ですべて勝ち上がっているので、母の遺伝力の強さは証明済みです。実績十分とは言い難い父たちでも結果を出しているのも心強い限りで、加えてオータムセールでは貴重な男馬。ぜひご検討お願いいたします。
上場番号229 シーユーサンデー2016
・牡・父トーセンジョーダン・母父サンデーサイレンス・3/14生
母シーユーサンデーはノーザンファーム産でJRA1勝。祖母シーユスーンは米G1のラモナハンデ勝ち馬という超良血馬です。本馬の父トーセンジョーダンは天皇賞(秋)を日本レコードで制した名中距離馬で、現1歳世代が初年度産駒となります。本馬の均整取れた馬体はまさにグッドルッキングホース、ここまで理想的な成長過程を過ごしてきており、父の産駒の中でもひときわ目を引くこと間違いなしです。期待度の高い1頭ですので、ぜひ実馬をご覧いただけたらと思います。
上場番号239 スカーレピーコック2016
・牡・父ベルシャザール・母父アイシーグルーム・3/19生
初年度産駒が今年1歳を迎えたベルシャザールですが、当歳時から仔出しの良さが評判で、すでにセールで高い評価を受けている馬もいます。現役時代はジャパンカップダートを制しただけでなく、芝でも日本ダービーでオルフェーヴルの3着があることから、一介のダート種牡馬ではなく、オールマイティーな活躍が期待されるところです。本馬は名牝ダイナカール系の出身ということもあり、代々受け継いだ良血がいつ花開いても不思議ではありません
上場番号255 タイキランデヴー2016
・めす・父シビルウォー・母父スペシャルウィーク・4/8生

父シビルウォーは3歳でデビューし6歳で重賞初制覇、その後10歳まで一線級で走り続けたダート戦線の名脇役でした。
その父ウォーエンブレムが種牡馬引退で後継として白羽の矢が立ちスタッドイン。現1歳が初年度産駒です。
仔出しも上々で父同様に丈夫な体質を受け継いでいることから、堅実で馬主孝行なタイプとして長く楽しめるのではないでしょうか。
上場番号262 チャームアップの2016
・牡・父トーセンホマレボシ・母父シルバーチャーム・4/25生
京都新聞杯をレコード勝ちし、続くダービーも3着。未完のまま現役を退いて種牡馬入りしたトーセンホマレボシですが、初年度産駒のミッキースワローがセントライト記念で皐月賞馬アルアインを破り一躍注目を浴びています。その他ダートで3勝を挙げたスタ
ーストラックのようにダートを得意とするものもいることから、今後も幅広い舞台での活躍が期待できそうです。
さらに本馬の3代母は大種牡馬サンデーサイレンスの母、ウィッシングウェルに辿り着く良血。
これは注目せずにいられません。
上場番号268 テイクワンズアイ2016
・牡・父カジノドライヴ・母父サンデーサイレンス・4/22生

父カジノドライヴはベルモントSを制した半兄ジャジル、半姉ラグズトゥリッチズを持つ超良血馬で、日本調教馬としては初めて米国のダート重賞を制したトップホースです。産駒デビューから3世代目となる今年はノーブルサターンが交流重賞の兵庫Chs
で2着に好走、重賞ウィナーが誕生するのも時間の問題だと思われます。本馬は母がJRA3勝の実績馬でファミリーには重賞勝ち馬の名も散りばめられていることからも、堅実な活躍を期待できるのではないでしょうか。
上場番号279 トップロンシャン2016
・めす・父サイレントディール・母父ワカオライデン・5/31生
父サイレントディールは産駒数が少ないので馴染みが薄いかもしれませんが、少ない産駒の中から東京ダービー馬のラッキープリンスを送り出していることから、強い遺伝力を持ち合わせているのでしょう。本馬はきょうだい全てが南関東で勝ち上がっているのも心強い限りです。
堅実な走りで馬主孝行な1頭になって欲しいと願っています。
【2日目(10/3)上場予定馬 12頭】
上場番号303 ビューティーレディの2016
・牡・父スウェプトオーヴァーボード・母父サンデーサイレンス・4/25生
父スウェプトオーヴァーボードは芝・ダートを問わずに活躍したスプリンターでしたが、産駒も同様に短距離での活躍が目立ちます。昨年レッドファルクスがスプリンターズSを優勝して産駒初のG1勝利を挙げたことで評価はますます上昇。今年で20歳を迎えましたが、未だに根強い人気を誇っています。本馬の半兄ベルゼブブはJRAで1勝の後、南関東に移籍し重賞の戸塚記念を優勝。同じく半兄のラインレジェンドはJRAで芝の2000mで勝ち星を挙げていることからも、本馬もオールマイティーな活躍を期待したいです。
上場番号321 ブリッジポート28
・めす・父パドトロワ・母父ロージズインメイ・4/19生

父パドトロワは530キロを超す雄大な馬体を武器に短距離重賞の常連として7歳まで怪我なく走り続けました。G1タイトルにはあと一歩及びませんでしたが、母も重賞勝ち馬のグランパドドゥという血統背景を買われて種牡馬入り。現1歳世代が初年度産駒ですが
仔出しも上々で、馬産地での評価は日増しに高くなっています。本馬の叔父でJRA2勝のマイネルサニベルと似た血統構成というのも大きな後押しになりそうです。
上場番号332 マクスウェル
・牡・父ディープスカイ・母父キングカメハメハ・4/22生
父ディープスカイの産駒はダートで活躍するものが多く、昨年はキョウエイギアがジャパンダートダービー、タマノブリュネットが大井のレディースプレリュードを優勝。今年はモルトベーネが
アンタレスS、ブラウンレガートが大井の黒潮杯を勝つなど、タフなダートを得意としているのかもしれません。本馬も同様に砂の舞台で活躍できるよう、期待しています。
個性派の短距離馬として息長く活躍した無事是名馬、サンカルロのファーストクロップです。昨年誕生している初年度産駒は体格に恵まれているものが多く、祖父シンボリクリスエス譲りの強い遺伝力を引き継いでいます。本馬も同様に馬格にも恵まれ、バランスの良い馬体ですので、馬主孝行なタイプとして堅実に走ってくれそうです。
上場番号435 アンベール
・めす・父タニノギムレット・母父フサイチソニック・5/3生
ウオッカの活躍が強烈過ぎてどうしても地味な印象を受けてしまうタニノギムレット産駒ですが、毎年のように重賞勝ち馬が出ており、今年はブラックスピネルが東京新聞杯を優勝し、2歳では道営のミスマンマミーアがJRAに遠征してコスモス賞でも2着に好走、まだまだ活躍馬を送り出してくれるはずです。母系は名牝ダイナシュガー系ということもあり、いつ爆発しても不思議ではありません。
上場番号439 オファニエル2016
・めす・父アルデバランⅡ・母父グラスワンダー・5/25生
父アルデバランは今や希少となりつつあるミスタープロスペクター直仔で、マイル以下のダートG1を3勝した活躍馬。種牡馬入り後の産駒はもちろんダートでも結果を残していますが、
重賞2勝で今週のスプリンターズSでも有力馬の1頭に挙げられているダンスディレクターのように、芝の短距離を舞台に活躍する馬が多く見受けられます。本馬の祖母は函館2歳Sを制してその後もマイル戦線で活躍したエンゼルカロということもあり、同様に芝の短距離がターゲットになるのではないでしょうか。
上場番号440 オペラアイの2016
・牡・父ロジユニヴァース・母父オペラハウス・4/25生
今年初年度産駒がデビューを迎えたロジユニヴァースですが、ユニバーサルライトが門別のフレッシュチャレンジで8馬身差の圧勝。また中央でもピースユニヴァースが新馬戦で3着と上々の滑り出しを見せ、今後デビューを迎える産駒たちにも俄然注目が集まります。本馬の半兄マームードイモンはJRAで3勝、さらに先日半兄でネイティヴハート産駒のジューンアンカーがJRAの未勝利戦を優勝したことからも、ますます期待は高まります。
上場番号460 ゴーバンズの28
・めす・父ナカヤマフェスタ・母父フレンチデピュティ・5/6生
宝塚記念に勝ち、凱旋門賞でも2着となり、ステイゴールドの後継種牡馬として期待されてスタッドインしたナカヤマフェスタですが、今のところ思ったような結果を出せずにいます。
しかし裏返せば良駒をリーズナブルに手に入れるチャンスではないでしょうか。本馬は母の父フレンチデピュティの影響が強く出ているのか、体幹のしっかりしたバランスの良い馬体に出てきました。案外お宝の1頭になるかもしれません。
上場番号512 シゲルヨリツキの2016
・牡・父ローレルゲレイロ・母父コマンダーインチーフ・4/30生
父ローレルゲレイロはスプリンターズSと高松宮記念、春秋スプリントG1を制した快速馬です。産駒数こそ少ないものの、道営デビューからJRAに移籍したアイラインなどがおり、やはりマイル以下での活躍が目立ちます。本馬の半兄デルマコウモンもJRAの短距離戦での勝ち鞍があることから、同様に短距離のスペシャリストを目指して欲しいです。
上場番号514 シャノン2016
・めす・父ベルシャザール・母父Grand Lodge・5/3生
父ベルシャザールはダービーでオルフェーヴルの3着、古馬になってからはジャパンカップダートを優勝と芝・ダートを問わずに高いパフォーマンスを残してスタッドイン。初年度から160頭以上の繁殖を集める人気ぶりで、翌年産まれた産駒の仔出しの良さから馬産地での評価はさらに高まっており、産駒のデビューが今から待ち望まれています。本馬も同様に当歳時より一際目立つ馬体で、ここまで順調な成長過程を描くことができたのは何よりです。
遅生まれということもあり、今後の伸びしろも十分ですので、楽しみな逸材です。
上場番号546 スマートエッグ2016
・牡・父トーセンジョーダン・母父デヒア・4/16生
現代競馬でもっとも重要視される東京芝2000mのレコードホルダーでもあるトーセンジョーダンですが、裂蹄に悩まされながらあのパフォーマンスを見せたのですから、潜在能力は相当なものだったと思われます。父となり初年度産駒は1歳を迎えましたが、仔出しの良さから種付け頭数が増えているあたり、高い確率で産駒に父の長所が遺伝されているのでしょう。
本馬の母スマートエッグは3戦2勝で底を見せぬまま引退。初仔のスマートエクリプスがJRAで勝ち星を挙げていることからも、今後も活躍馬を送り出してくれるのではないでしょうか。
【3日目(10/4)上場予定馬 5頭】
上場番号607 ファミリアーリングの2016
・めす・父スクリーンヒーロー・母父Kingmambo・2/15生
初年度からモーリス、ゴールドアクターと立て続けに超一流の名馬たちを送り出したスクリーンヒーローですが、今年の種付料は700万円。スタッドイン当初から20倍以上に値上がりしてしまいました。今後は比例して産駒価格が上がっていくのは間違いありませんので、リーズナブルに手に入れるにはこれがラストチャンスではないでしょうか。
本馬は一見牡馬と見間違うほどの好馬体、成長力溢れる父の産駒らしく今後さらに垢抜けていくでしょう。
上場番号660 カワイミチコの28
・牡・父メイショウサムソン・母父シンボリルドルフ・4/19生

父メイショウサムソンはスタッドイン直後の産駒成績が不調でしたが、ここに来て産駒の活躍が目立つようになり、今年はルミナスウォリアーが函館記念を優勝、フロンテアクイーンは福島牝馬Sで2着など、芝中距離を舞台に活躍するものが多く見られます。それにともない種付け頭数も徐々に増えてきていることから、今後はさらに活躍馬を送り出すのではと期待しています。
上場番号689 サイキョウファスト28
・牡・父ベーカバド・母父Awesome Again・5/7生
父ベーカバドはG1のニエル賞を優勝し、その後の凱旋門賞・BCターフでもそれぞれ4着・3着と好走。現役引退後は日本で種牡馬入りし、今年は道営所属のダブルシャープがJRAに遠征してクローバー賞を制し、続く札幌2歳Sでもあわやの3着で、一躍注目を集めています。本馬の全姉は大井で新馬勝ちをあげていることからも、同様に2歳戦から速力全開といきたいです。
上場番号696 サパス2016
・めす・父トビーズコーナー・母父Kingmambo・4/1生
母サパスは世界的大馬主のニアルコスファミリーが日本での生産を行うために連れてきた良血繁殖牝馬で、門別の王冠賞を勝ったジャストフォファンや、中央新馬勝ちのヴィーナスフローラなどを輩出しています。父トビーズコーナーは今年で産駒デビュー2年目ですが、すでにソリストサンダー、ジュンドリームが中央で2歳戦で勝ち名乗りを挙げており、コンスタントに結果を出しています。本馬もブラックタイプを見ていると、同様に早期デビューを期待したくなる1頭です。
上場番号734 ツルマルアイ2016
・牡・父ストロングリターン・母父タイキシャトル・4/15生

父ストロングリターンは現役時代にG1安田記念を制しましたが、その際に叩き出した1分31秒3という驚異的なレコードタイムは未だに破られていません。今年デビューを迎えた初年度産駒たちにも速力は着実に遺伝されているようで、すでに2頭が中央で新馬勝ち。自身が遅咲きだったことを考えると申し分のないスタートです。本馬は母の半兄が重賞勝ち馬アイポッパーという良血馬。血統面の裏付けもあるので期待が高まります。
以上、総勢31頭の紹介いかがでしたでしょうか?それでは来週からのオータムセール、よろしくお願いいたします!