「ルビンの壺(つぼ)」というのを知っていますか?
↓こういうのですね。
あ、間違えた。

こちらのサイトの最初にありますね。

中1の国語の教科書に「ちょっと立ち止まって」(桑原茂夫)という文章があって、ここに「ルビンの壺」というのが登場するのですが、とても素晴らしいことが書いてあります。
「中心に見るものを変えたり、見るときの距離を変えたりすれば、その物の他の面に気づき、新しい発見の驚きや喜びを味わうことができるだろう。」って。
とても大切なことですね。
「嫌なやつ」だと思っていた人が、見方を変えることで「優しい人」だとわかったり、それによって余計な喧嘩や衝突を避けることだって出来ます。
皆さんは、「ドラゴンクエスト」というゲームを知っていますよね?
とても面白いゲームです。
ワタクシもやったことがあります。
もし知らなければ「ファイナルファンタジー」などの他のゲームでもいいのですが、
ああいったゲームもちょっと立ち止まって見方を変えてみると、
「新しい発見の驚き」があります。
まずゲームでは、主人公である「勇者」が登場します。
この勇者は「正義の味方」で、困っている人々を助ける立派な人です。
勇者はお城の外へ出るとスライムに出会います。
ワタクシの記憶では確かその時のスライムは笑っています。
「こんにちは

という感じで、とても愛想よく勇者に微笑みかけます。
ところが、です。
あろうことかこの「勇者」なる人物は、何と突然そのスライムに襲い掛かります。
何をされたわけでもないのに、です。
もしかしたらこのスライムは、
病気のお母さんのために薬を買った帰り道だったかもしれません。
貧しい生活を送っていて、薬を買うのも簡単ではなかったかもしれません。
朝から晩まで働いて、少しずつ貯めたお金でようやく手に入れた薬草だったのかもしれないのです。
そこへ突然「勇者」なる者が現れて、
挨拶もせずいきなり襲い掛かり、
すべての生命力を奪い尽くすまで徹底攻撃をしてくるのです。

悲劇はこれで終わりません。
この「勇者」はさらにスライムの持っていたお金まで奪います。
そして、ああ、何ということでしょう!
あの薬草まで奪い去るのです。
何て悲しいお話でしょうか!!!!!
これで果たしていいんでしょうか!!!!!
勇者はその後も次々とスライムの仲間に襲い掛かり、
何百、いや、何千という尊い命と財産を奪って、国全体を制圧します。
もはや見ていられません。

「中心に見るものを変えたり、見るときの距離を変えたりすれば、その物の他の面に気づき、新しい発見の驚きや喜びを味わうことができるだろう。」
ASSAの壺、じゃなかったルビンの壺は、
とても大切なことを教えているんですね。
★今日も読んでくれてありがとう!
★「スライム可哀相!」って思った人も思わなかった人も、
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