Pissaroの自由詩

Pissaroの自由詩

形式に囚われない自由詩を書いていきたいと思っております。
言葉の美しさに焦点を当て、日々噛み締めながらブログに載せるのを目的としています。
隠語やわかりずらい描写もあると思いますがどうか温かい目で見守っていただければと思います。宜しくお願い致しますm(_ _)m

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> メフィストフェレス
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> さてはて、あの大柄で醜悪な権力者をどうしたものか、一に金、二に金、三に金で四も金ときてる、あの被造物はこの世界で一番の権力者に違いあるまい、それ、噂をすればなんとやら
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> 皇帝
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> ああ、金は素晴らしい、私の心を撫で上げるラテーヌ河のように満たすのだ、金さえあれば世の人間は私に従うも同然、貧しさも苦しみも解き放ちたもう、そこの方、そうであろう?
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> メフィストフェレス
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> これはこれは皇帝殿、人間を支配するのは金と欲に他なりません、しかし小動物はただ生きているだけで満たされるのですよ、つまりこの地球の真の住人はそうゆう者達で成り立っておるのです
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> 皇帝
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> 地球を支配するのは人間ではないか、我らが何を与えた?国を与えた、芸術を与えた、人間の繁栄を与えた、そうゆう諸々の事は金にしかできまい
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> メフィストフェレス
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> ごもっともな事です、そうして幻想のご献身をなさった事は尊いのでしょう、忘却の彼方でさえも尊いとお思いでしょうから
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> 皇帝
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> 金ではないと申すのか?それは偽善者たるものの考えに過ぎぬであろう、無価値な献身など誰が望むのか?皆は心の支えより金を欲しているのだ
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> メフィストフェレス
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> その問いにお答えしましょう、心は脆弱なステンドグラスのように輝きを帯びています、心と心が通じ合う事で輝きを増します、そうして重なったステンドグラスはいずれオリハルコンのガラスへと移り変わるのです
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> 皇帝
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> では金はどうなのだ?偽善者の戯言であればその命貰い受けるぞ
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> メフィストフェレス
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> 金は心の充足ではなく虚栄の充足なのですよ、そうして虚栄が重なり続ければ皆既月食のような一生をあなた方は自分を自分で捕食し、つかの間の享楽を味わい亡骸はレテに葬られるでしょう
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> 皇帝
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> そなたは人間を知らぬと見えるな、金がなければ知識を得られぬ、また飢餓に苦しむであろう
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> メフィストフェレス
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> 古代人はご自身で知識をつくり、その知識を広め合う事で新たな知識が萌芽されたのです、それが飢餓を無にし平等と言えぬまでもあなた方の世まで存在することが できました、それは金によって歴史を語られたのでしょうか?そうではありません、魂の偉大さが歴史を語っているのですよ
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> 皇帝
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> 真に天晴れだ、そなたの言葉は美しくも賢人のごとき示唆を富む、では我々はどうしたらいいのだ
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> メフィストフェレス
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> 理で真理を解き明かすのではなく真理から理へ歩み寄るのです、それが古代から成し得た事です、モルフェウスがあなた方を迎え、イリスが道を作り、ウェヌスが尊さを諭し、自由の女神が翼を与えるでしょう
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> 皇帝
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> 我は人間のあり方をそなたから学んだ、それが価値あるものか価値なきものかは分からぬ、しかし我をつかの間の楽園に誘い、その優雅な言葉で心地よさを得た事を忘れはすまい
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> メフィストフェレス
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> 無なる者達が集まっても無でしかありません、影は影でしか存在できないのと同様、人間は人間でしか存在できないのです、優劣の差などその根源を辿れば意味 あるものを持たせようとすればするほど万物の混迷へ誘われるというのに、眠れる神を起こそうとすればガイアの怒りを買うかカオスの嘲笑を買うかがお分かり になられるように、金とは所詮そのようなものです
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> 皇帝
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> この日にそなたと出会えた事を神に感謝しよう、オイディプスの過ちもそのような比喩・隠喩であるのを我は知り得ている、幸いなるは我々の世はそれを気づく時間が残されてる事だ、こうしてはおれぬ、皆に広めよう(皇帝 メフィストフェレスの元を去る)
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> メフィストフェレス
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> 惑星と惑星は対になるのを望むのに人間と人間はそれを望まない、滑稽ではあるが俺にとっては愉悦に浸れるのだ、さて被造物の考えがどうなるかしばらく見物しようではないか