NPO法人ドリーム★ダンク事務局というのがある。

車いすのバスケを支援している団体だ。その活動に

は頭が下がる。

週刊ヤングジャンプでも「リアル」なんかで、少しは若い人も身近に感じるのではなかろうか。

私もスノボーでしょっちゅう足を追って、車いすという経験があるので、ほんの一時的ではあるが「見られ

るほう」の経験を何回かしたことがある。

一時的にしろ「いやいや・・・後1カ月で普通に歩けるようになります！・・・」と思わず言ってしまいたくな

るほど、周りの眼の「優しい痛み」がある。

勝手にそう自分でおもっているのだろうが・・・1か月でもそうなのだから、「ずっと」の人の心の強さとは

私の100倍だろう。

昔、てんかんの発作を持った彼女と付き合ったことがある。何の前触れもない瞬間、レストランだろうと、

ディズニーランドだろうと白目剥いてぶっ倒れる。

最初はどうしていいか動転していたが、ある日、考え方を変えた。「問題」は問題として・・・・それを非日常として生きるのではなく日常として自身の人生に受け入れようと思った。

それからは、彼女と病院に行くたびに担当医から、日常に襲ってくる「突然」に対してどう冷静に対処して良いかを聞き、自分も「てんかん」に対して読めるだけの本を読んだ。

倒れてから何分・・意識が戻らないと危ない。脈拍の測り方は・・・本質的原因は多数あるし、解明はで

きないのであるが、例えば、幼少期にジャングルジムから落ちてレントゲンからでも見えないような傷が

脳内にできると成長して青年期になっても何らかの要因でその症状があらわれ脳の神経細胞と神経細

胞の情報伝達が突然途切れる事がある。それが「てんかん」だ。

人間は、年を取れば必ず何らかの持病も持つし、病院に厄介になるときもある。完治しない場合も多い。

そういった時、運命だと大げさに受け入れるよりも、友達として、「それ」を共有して日常に取り入れると

オレのライフスタイルなんだと認識し、苦にならなくなる。

車いすの方がそうやって、克服しているかは想像すらできない自分が恥ずかしいが、自分なりにそう考えたりしている。

ちなみに、私の片足はスノボーで骨折して、３ｃｍぐらい右足より短い。やぶ医者のアホんだら（笑）が下

手な手術をしたおかげで後遺症が残る。

左足の靴底に高さ調節のモノを入れて調節しているが、胴が3ｃｍ減るなら良いが足が3ｃｍ短くなるのは腹が立つ（笑）

ふざけんな！という医者へのいかりや、なんてついてない運命なんだと思うより、「そうなんだと」現実を受け入れる。そして次どうすると考える。

おかげで身長が差し引き1.5ｃｍ低くなった（笑）

いまだに金属を入れているので飛行機の金属探知器にはいつも「ビービー」なる。

そんな事は、自分しか気がつかないたいしたことないことで、車いすに乗った人は、その車いす自体が

金属探知器に毎回反応する。

最近は金属探知器に反応しない竹素材のモノや他の素材のものが発明されている。

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会社で、経営者としては、障害者の雇用というものは頭に入れておいて良いことだろう。

私もコンピューター系やなんら問題ない場合はＭ＆Ａした会社などでは積極的に雇用に心がけている。

同様に、自分が脚やら手をスノボーでしょっちゅうおるので、そのたびにバリヤフリーに気がつく。自分が

苦労して初めて視線を変える。人間とはそうだ。

社長はそれでは、本来だめだろう。想像力の足りなさを痛感する。

一方で、年度末には、自社グループの利益からいくばくかの（ほんと大したことがない）が資金を寄付に回す。

まぁ、ほとんどが投資家の方達のおかげなので、投資家の決議で寄付先が決まる。一種のノーブレスオブリージュにすぎないが。

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漫画の「リアル」も良いが・・・

こんな映画もある。現実をそうなんだと受け入れるキッカケを作ってくれた映画でもある。

　MURDERBALL 　マーダーボール

ウィルチェア（車いす）を使ったラグビーの映画でドキュメンタリーだが、最高にＣＯＯＬでカッコイイ。内容も面白い。

是非見ることをお勧めする。

彼らにとって車いすは日常であるが、熱い魂が非日常的なカッコよさと映る。認識がガラリと変わる秀作だ。

起業家も含め・・・雇用や発明、バリアフリー・・・関与のしかたはそれぞれだろうが「将来考えよう」という後送りする問題ではない。

起業家など人生の欠陥者以外の何もんでもない。いや・・・傷を負わなければ起業家などになれん。だからこれらの問題に常に目を向ける姿勢は重要だ

そもそも私など傷しかない。傷のない奴などいるのか・・・欠陥のない奴などこの世に存在するのか？

見えないところ見えるところ、目にみえようが見えなかろうが、傷に差などない。あるのは心の差でしかない。