My Organic LIFE

My Organic LIFE

日本にいる普通の理系大学生が日々の研究や生活で感じたことを綴るブログ。有機化学の面白さを伝えるための実験ブログでもある。

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iPSといえば、


人工多能性幹細胞(Induced pluripotent stem cells)

と思っている人がかなりいると思います。


でも、今回のIPSはInternational Peptide Symposium


12月の初めに京都の国際学会に参加させていただきました。


専門分野以外ではおそらく無名だけど、うちらの業界ではちょービッグな先生が大集合してくれました♪


構造解析、イメージング、創薬、合成、生物学的意義などなどに関する研究発表がなされました。


残念ながら、私はまだまだ発表できるようなことがないので、ぜんぶオーディエンスとして参加しましたが。


同じペプチド関連の分野にいる身でも、正直合成以外の構造解析にはさっぱりわからんという感じでした。


ましてや慣れない英語で発表されるので、聞き取るだけでも精一杯。



ただ、いいモチベーションになりました。


世の中でこれだけの研究者が集まっても、いまだに解決できない課題がこんなにあるんだということを再認識しました。



最近はずっとドクターコースに行くべきかどうか悩んでいます。


博士に対する私のイメージがまだ出来上がっていません。


おそらく、ものすごく高いレベルのものが求められるし、


その分、ある意味、犠牲というか、覚悟というか、危険性を持っているとも思っています。



私の目の前には、なぜかものすごく高い壁がたちはだかっているように見える。



こう思わせるのはこの時勢だからなのでしょうか??


2011年は私にとって今までにない人生の転換点になる一年になりそうです。

5月の文献になりますが、


Science誌に
「Coadministration of a tumor-penetrating peptide enhance the efficacy of cancer drugs」

という論文が掲載されました。


人体を作っている20種のアミノ酸のうち、

たった数種を結合させてできたペプチドが抗がん剤の治療効果を上げる!


しかも、使い方はただペプチドと抗がん剤を一緒に混ぜて投与するだけ!


それで選択的に腫瘍へのみ効果を現すからびっくり!


まだまだマウスのデータでしかないので、
すぐにはヒトに適応できるとは言い難いが、
機能性ペプチドがあと一歩のところまで来たか!という印象を受けます。




もちろん、そのメカニズムに関してはまだ不明な点、というより矛盾した点がいくつかあります。


しかし、その効果は期待してもいいのではないかと思います。


ペプチドって面白いな。
化学の反応機構問題。


毎週土曜日に1時間かけて3題やっている。


答えが分かれば、1分もかからない。


こんな問題に1時間もかけて、解けない自分が情けない。


だから、練習する。




もう大学4年生になっているから、

最低限の知識は身につけないと!



これだけだと愚痴のように聞こえるかもしれないけど、


有機化学は面白い!



ブログのアカウントだけ作っておいて、



そろそろ復活させよう!





研究室に配属されてはや4ヵ月。



最初はピペットの使い方すらままならない自分も、


今ではある程度の実験ができるようになりました。



そして、トレーニングも兼ねた先輩の実験の追試がほぼ終え、


その中で見つかってきた問題点を一つずつつぶしていく途中にあります。




いま原料合成中です。








さっそく問題にぶつかりました!





文献と同じ化合物を文献通りに作っているのにもかかわらず、


収率:


文献 96%


私 15%



これじゃ話になりませんね…




「何でや…」





来週はこれの究明に当てよう!