今、俺はとんでもない敗北感を味わっている…


この世の中に蔓延る
不公平、不平等を目の当たりにしつつ自分自身を見つめ直している。



時は30分前に遡る。





引っ越しの準備に疲れ、なんとなーく腹減ったなぁと思い始めていた。


ほとんどの荷造りもしてしまって食べ物も調理器具もなぁんもありゃしない。


外は雨降ってるし、めんどくせぇなぁと思いつつ
仕方なく近くのオリジン弁当へ。


のり弁当を注文して出来上がるのを待ってると、


こんな娘保谷にいたの?
ってぐらいカワイイ子が入ってきた。


その刹那。
その子の彼氏と思われる男性が入ってきて、チラッと顔見たら…


もうブタゴリラ実写盤っていうかなんかもう美女と野獣丸出しで、なんでこの男がこんな子落とせたの?みたいな感じ。


しかも、俺がのり弁当(290円)を頼んだのに対し、そのビューティー&ビーストはデミグラスハンバーグとエビフライ弁当ご飯大盛(800円)を二つ頼んでいきやがった。


とんでもない劣等感を感じながらのり弁当を持って外に出ると、



オーマイガッ!

ちゃっかり傘盗まれてやがる。


呆然と立ち尽くしていると、デミグラスハンバーグとエビフライ弁当ご飯大盛(800円)を持ったモンスターとデルモも外に出てきた。


傘がなく呆然としていた俺に、そのモンスターはこう言った。


「傘盗まれたんですか?
よかったらこれどうぞ」


手に持ったビニール傘を差し出してきました。


そうなんです!


彼は心優しきモンスターだったのです。

そして、
ホントに醜かったのは自分自身の心だったのです。


彼女も彼のその優しさに惚れたのでしょう。


自分の愚かさに気づいた私は丁重にお断りし、
雨に打たれて帰ったとさ。


引っ越しまであと2日。