1995年1月17日5時46分。地球全体からすると小さい断層のズレだったかもしれないけど、断層のズレが引き起こした地震は単に物理的破壊だけでなく、社会システムまでも破壊し、多くの人命を奪い、生き残った人々にも精神的にダメージを与え、後に阪神・淡路大震災と呼ばれるようになりました。

 私は5時46分に揺れを感じて飛び起きれたので、その後倒れてきた本棚の下敷きになることはありませんでした。倒れてきた本棚を片付けて……出勤したのがこの時間帯ぐらいでしたでしょうか。

 5時46分の揺れだけでなく、とことんまで神戸・淡路の社会を破壊つくした大地震。15年が経過しても完全に元に戻ったとはいえないでしょう。いまもまだ歪んだままの部分が残っています。

 阪神・淡路大震災を教訓に……といいながら風化している面もあります。私が住んでいる大東市では被害が少なかったからか、15年間で地震に関する防災訓練が行われたのか疑問であります。大東市内には大阪府消防学校があって、災害時に活躍する消防士の卵が沢山いるんですけどね。

 建造物の耐震補強はあちこちで行われたはず……ですが、全ての建物が補強されたのかというとそうでもないようですね。1995.1.17以降の地震で建物に亀裂とズレを生じたケースもあるようです。

 私自身は睡眠が不安定なので、早く起きたり遅く起きたりが不定期に繰り返されていますが、早く起きるときには5:46には目が覚めています。やはり身体の中に刻み込まれてしまっているのでしょうか。

 末筆になりますが、犠牲になられた方のご冥福をお祈りします。