こんばんは。
先日、眼科受診をしてきました。
私が、視野検査をするためです。
私には『視野欠損』があります。
それが分かったのは、20代後半。
結論から言うと、未熟児出生由来の『先天性視野欠損』で、
視野の下側部分が、生まれつきほとんど見えていません。
(私は1825gで生まれていて、眼にも影響が出ました)
写真で示すと下側の黒くなっている部分が見えてない所。
(2019年の検査結果という古い写真で申し訳ありません)
視野の狭さは視野欠損が分かる前から何となく自覚していて、
地元の小さな眼科に「視野検査をしたい」と言ったのが最初。
いつもはコンタクトレンズの購入で定期的に通っていただけだったので、
先生に「この検査は若い人がやる検査じゃないですよ」と言われたけど、
やれば何かが分かる気がして、「それなら」とゲーム感覚で視野検査開始。
機械の画面の一点をじっと見つめ、周辺に光る光に気付いたらボタンを押す。
それを片目ずつ15〜20分程度やってみて、出てきた結果は下側が真っ黒!
「健康な若い女性がやる検査ではない」と言った先生がビックリしていて。
私は視野の狭さを自覚していたから「やっぱり」と、不思議ではなかった。
その時は「緑内障の疑い」として、眼圧を上げないために点眼もしました。
でも1年後、大学病院を紹介してもらい、より詳しく検査をしてみたら、
私の視野欠損は緑内障ではなく、未熟児出生由来の先天性だと分かった。
(「たぶん緑内障らしい」と伝えた時、泣いていたお母さんごめんなさい。)
大きな病院で緑内障の専門医の先生に半年に一度診てもらってからは今年で7〜8年目になりますが、
定期的に検査しても欠損部位は大きく変わらず、やはり緑内障ではなく、『先天性』で良さそう。
ただ、私の先天性視野欠損は、若くして緑内障を併発してくる可能性が他の人よりも高いらしくて、
もしも緑内障を合併した場合、これ以上の視野は失いたくないということで、経過観察しています。
優しい主治医の先生には、「放置と経過観察は違うんだ」ということや、
「眼科に来る時以外、疾患のことは考えなくて良い」と言われています。
ありがたい。
下側が見えないので、人とぶつかりそうになったり物につまづいたりと、
危なかったり「見えていれば…」と悔しくなる場面も多々ありますが、
なるべくキョロキョロ顔を動かしたり下を見る意識をして生活してます。
見えているのが当たり前の人生。
見ているものが全てとの思い込み。
でも、検査をしてみたら、『見えていない部分』があるかもしれない。
皆さんも少しでも気になることがあれば眼科へ行ってみてくださいね!
私も次の検査の半年後の冬まで、気を付けながら生活していきます。
ではまた。