あと 何をどのくらい飛び越えたらこの手のひらに舞い降りてくるおだろお

洞窟の出口は 見えている その先にあるものは 白い光の世界
底に広がる世界は 僕でなければ手に入れることのできない世界
美しすぎる花々と 傷つき汚れた僕を愛の手で抱きしめる天使と聖霊たち待ち受ける次元

いったい今僕はあとどれくらいでたどりつくのだろお

そろそろこのどうくつに腰を下ろして無限(えいえん)の眠りにつきたくなってきた
独(ひとり)という名のベッドが心地よさそうに思えて指先が触れている

そう 僕はそれほど強いわけでも 独で平気なわけでもなく
人が風になり その風は僕のまわりで吹き荒れ
それは当たり前の顔をして過ごしてる

まるで幸せを遠ざけようとしているように

風が稲妻に打たれ静寂な時空に覆われるときは
あと どれくらい何をして過ごせば僕の本当の世界をこの手に戻してくれるのだろお