殊更作用に、一般企業や社会は厳しいのだが、そうでない世界もある様だ。一定期間禊を済ませば復帰出来る。誰かが手を差し伸べて、何とかなってしまうのだ。ホント羨ましい世界だ。そういえば、今さっきも、そういうニュースをやっていたっけ。
証券会社の関連会社人事部時代に、懲戒に係る査問委員会事務局の担当をやっていたことがある。人事部長直轄で僕が主担当だった。ある懲戒案件で初めて業務に就いたが、嫌なものだった。懲戒対象者に対しての複数回の面談、証拠収集と確認の為、データ作成と解析、周囲の人間に対しての聞き込み、査問委員会開催に係る庶務等々色々やった。最初は刑事にでもなった気分でやっていたが、やるに連れ、後味が悪いというか気分は良くなくなった。やったことは懲戒に当たるものだと分かっていたにも関わらずだ。最終的に厳しく重い懲戒処分になった。それ以降その対象者は浮かぶ瀬も無く、結局辞めていった。然るに手放しで喜べる成果でも仕事でもなかった。