4日のパラグアイ戦で新たな船出を飾る日本代表で、W杯南アフリカ大会16強躍進を支えた中盤が2日、崩壊危機に直面した。MF長谷部誠(26)は右ふくらはぎ打撲の影響で2試合欠場が決定的。MF遠藤保仁(30)も負傷欠場濃厚。MF松井大輔(29)もパラグアイ戦後に離脱予定。この2試合で少しでも多くの戦力分析を目指すアルベルト・ザッケローニ新監督(57)にも痛恨の事態となった。
16強躍進で列島を沸かせた凱旋試合、新生・日本代表の初披露戦となる4日のパラグアイ戦と7日のグアテマラ戦で、岡田ジャパンの中盤が完全崩壊の危機に直面した。
「検査を受けたけれど予想以上にけがの状態が良くなかった…。このままドイツに帰る? 原さんとの協議次第ですね」
南アフリカで新主将に就任したMF長谷部が2日午後、横浜市内で行われた初練習後に渋面で語った。右ふくらはぎ打撲のため完全別メニューでランニング中心の練習に終始。代表2試合を欠場し、ヴォルフスブルクに早期帰還する可能性が急浮上した
また、ロシア1部トムスクへの移籍が決まった松井は「すぐにゼニト戦があるんでそこに向けて準備していきたい」と語った。11日にリーグ戦の敵地ゼニト戦が控えているため、4日のパラグアイ戦限定出場となることが濃厚だ。さらにMF遠藤は左ふくらはぎ痛の影響で完全別メニュー。「4日は出ないと思います」と説明したが、グアテマラ戦欠場の危険性もある。
「とにかく今までの流れをやってくれ。その中で選手を見たい」。代表スタッフにこう伝えたザッケローニ監督にも痛恨の事態だ。MF大久保嘉人(28)=神戸=は左ひざ半月板損傷で手術を受けて全治2か月。MF阿部勇樹(28)も浦和からイングランド・チャンピオンシップ(2部相当)の古豪レスター移籍手続きの関係で選出は見送られた。MF中村俊は代表引退を表明。南アで日本躍進の原動力となった4―5―1の中盤「5」がほとんど不在では、あまりに盛り上がりに欠ける。新生ジャパンは苦難の船出となりそうだ





