退院してからの親父は・・・

自宅のベッドとトイレ以外には行けません。

でもトイレまで支えられながらでも歩いて行けてるだけ進歩です。

なんで、もちろん通院はできず・・・

訪問医療、訪問看護に来てもらってます。



来てもらいだして・・・
話を聞いてると・・・



訪問・・・ってのは・・・
最期に向かっての施ししかしない感じです・・・



歩こうと頑張ってトイレに行ってる親父に・・・
『血圧が下がって、倒れるのが怖いから、ベッドの上でオムツにしていきましょう。』
って言う先生。

自宅で気分転換して次の治療に向かおうとしている親父に・・・
『病院に戻らんと家で最期までいたいよねぇ』
って言う看護師。



悪気は無いだろうが・・・



最後まで生き抜く希望を捨ててない親父のやる気を削いで欲しくは無かった。





大変な仕事だと思う。
医者、看護師は素晴らしい職業だと思う。



ただ・・・
当人の方々には仕事とは思わずに、人と接して欲しい。
帰る時間を気にして聞きたい疑問を遮ったり・・・
聞き役にならずに一方的に言い放ったり・・・
家族にアドバイスでは無く、家族に部下のように指示したり・・・



何か尊敬に値する人物に思えない言動、行動が目立つ。



何か悲しい・・・



いろんな事に反応してしまう時だけに・・・



そんな人達に出会う事が多い訪問・・・の方々には・・・



もう少し考えて欲しかった・・・





でも・・・
これからも頑張って欲しいです・・・
一週間が経ちました。

初めの三日間は、少しは居心地が良い事での好転がみられましたが・・・

血圧低下、発熱、痛み・・・

いろんな事が親父を苦しめます・・・



それでも親父は・・・
『家がええわぁ』
『起きたら隣でおかんがおるのが安心やがな』
『病院は淋しいんや』



・・・と、言い・・・
病院に戻ることを拒みます。



このままだったら、癌とは別の要因で最期を・・・



それでもええんか?

親父は?
おふくろは?
兄貴は?
俺は・・・?



親父・・・



まだ早いよな・・・



まだみんなに話があるよな・・・



もっと一緒に笑ってたいよな・・・





まだまだ逝かせへんから。


あまり暗い顔すんなよ・・・



みんなで笑っていようや・・・
最期まで・・・
食べる喜びは取り戻せてはいないですが・・・

親父の退院予定日が決まりました。

来週末です。



人間の生命力は不思議です。



何も食べなくても栄養が入れば生き続けられるんですね・・・

痩せて。
声に張りが無くて。
持続力が無くて。
集中力が無くて。
やる気が出にくくて。



・・・

それら以外は・・・
話す内容も。
話し方も。
こだわりも。
発想も。
気遣いの仕方も。
優しさも。

・・・

親父のままです。



退院して。
親父の食べる喜びを奪っている胃と食道の癌は小さくなるだろうか・・・

少しでも通ってくれるだろうか・・・

食べ物を口にできる喜びを、再び得る事ができるだろうか・・・





親父・・・

なんとか食わしてやるからな。
美味いなぁ・・・
って、笑わせてやるからな。
楽しみにしとけよ。