先日、納車させていただいた「PARLEE」(パーリー)のエアロ・ロードバイク「ESX」です。
お客様からご注文がなければ一生触ることがなかったかもしれない超レアなメーカー「PARLEE」。
お客様は、「どこのメーカーのバイクか、わからないのが良い!」というのが「ESX」された理由のようで、
ポジションをご相談させていただいた上で決まりました。
旧バイクを使ってのサドル選択から始まり、ポジション出しに試走を何回かしてもらい、フレーム決定、アメリカ本国での在庫捜索、発注、パーツ提案、納車まで、お話をいただいてから約3ヶ月かかりました。
今回、NEWバイクには目標がありました。
・登りが苦手なので、できるだけ軽量に仕上げること。
・TT&トライアスロンバイクは乗りたくない。
・DH&ドロップポジションで楽な姿勢がとれること。
・平均スピードを23kmから3~4kmUPさせること。
・平地での最高速40kmを超えること。
出来上がったのは「ただならぬ雰囲気のマットブラックカラーのバイク」です。
「PARLEE ESX」。
ペダルとボトルゲージx3個を抜いて7.0kgちょうどでした。
かなり軽量なエアロロードバイクです。
「PARLEE ESX」のヘッドチューブ。
空気抵抗を減らせるエアロ形状をしてます。
ヘッドチューブ上部のカラーを交換して高さを調整できます。
「PARLEE ESX」最大の特徴、トップチューブ&ダウンチューブ。
メーカーによるとこの「盛り上がり」で前方・斜め・横からの空気の流れが軽減されるそうです。
ハンドルはの「haero-carobon H.380 TR」(ハエロ カーボン)。
DHアタッチメントが付きで、何と335g。
上面に肘パットも付いているフルカーボン製ハンドルで「MADE IN GERMANY」。
ホイールは「CAMPAGNOLO BORA ULTRA 50 チューブラー」。
空力と横風を制御するオーナーの体重を考えて前後50mmハイトを選択。
もちろん「ホイール バランス 調整」済み。
「CULT ベアリング」との相乗効果で本当に良く回るホイールに仕上がりました。
クランクは「ROTOR 3D+」に新発売されたばかりの「Q-RINGS CARBON」の組み合わせ。
BBはフレームに一番ダメージが少ない樹脂製シェルの「FSA BB-PF8200 CERAMIC ROAD」。
最高速UPに一役かっている「CARBON DRY JAPAN」の「BIG PULLY KIT」。
ペアリングは「フルセラミック仕様」。
何げに、このリアブレーキワイヤーの長さを決めるのが一番大変!?
妥協しない長さににするのに5~6回組みなおしました。
サドルは「Fi'zi:k VERSUS ALIANTE CARBON」 。
このプロジェクト?は、ポジション出しをする為に、フレーム選びの前にサドル選択から始まりました。
「SM-EWW01」はレース中、ズレないようにシリコンテープで固定。
レース前点検の仕上げに「Vipro's ムオン」をチェーンに注油。
もし雨のレースになってもチェーンの抵抗は軽いまま持続できます。
テストを繰り返していただいた「ANCHOR RFX8」。
テストサドルが付いています。
納車後何度かの試走を経て、メーター表示を確認させていただいたら、スピードの目標に関しては、どうやらクリアーしているようです。
ポジションは前のバイクで何度も試走していただいたポジションをコピーして微調整をさせてもらいました。
明日は、この「PALEE ESX」が本格デビューするレース本番の「宮古島トライアスロン」。
157kmを平均時速27kmで走ると6時間を切れる計算です。
その後にフルマラソンをされるのですから、スゴイ話です。
今年、当店のお客様が2名も出場されるというのも、またスゴイ話です。
私には絶対に無理で~す。