以前このブログでも紹介しました、PARK TOOL(パークツール)から新しく発売された工具「IR-1」(インターナルケーブルルーティングキット)を使ってみました。
「IR-1」(インターナルケーブルルーティングキット)は専用の箱に入っています。
キットの中身は、ケーブル3本にマグネットが1個
ワイヤーの先にそれぞれマグネットが付いています。
早速使ってみました。
中通しフレームのブレーキインナーを誘導するために、後側のブレーキ穴から「IR-1」を入れます。
引っ張り出すとブレーキインナーがマグネットにくっついてきます。
百発百中の精度です。
この工具がもし前から発売されていたら「先代 BASSO LAGUNA」や「KUOTA」がもっと簡単組めたのに~。
間違いなく組立時間は短縮されるはずです。
只、問題が。
「IR-1」ワイヤーの直径は一番太い所で5.4mmあります。
ブレーキアウターの穴は通せますが、シフトインナーだけをダウンチューブに通すだけの穴しか空いていないフレームは通せません。
事実、写真のピナレロ「QUATTRO」のダウンチューブは通せませんでした。(「MARVEL」は使える?!)
その場合付属のブルーカラーのマグネットを使ってフレーム外から誘導することになります。
または、ワイヤーを出し入れして従来通り「コツ」と「経験」でシフトインナーを通します。
右側のリアシフトワイヤーを一度張ってから、左側のフロントシフトワイヤーを張ればワイヤー同士の交差をかなりの確率で避けることができます。
セコイ話ですけど、この「PARKTOOL IR-1」の税込定価¥9,828の元をとろうと思うと、100台に使ってようやく1台98円で缶コーヒー1本分です。
缶コーヒー1本分で組立スピードが速くなるんだったらまあ良いか。