スタック&リーチ その4 | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

ロードバイクの「機種選び」や「サイズ選び」に重要な数値となる「STACK」(スタック)と「REACH」(リーチ)、この数値のみで他の機種や他のサイズとの比較をすることは可能となりますが、実は具体的に利用できない数値がそれぞれ抜けているのです。


「STACK」(スタック)はフレームのヘッドチューブ上端の真ん中から水平にのばした線と、フレームのBB芯から垂直に伸ばした線が交わるまでの高さですが、実際にはフレームとステムの間に「ヘッドカラー」と「ヘッドスペーサー」の厚みがそれぞれあり、機種毎に「ヘッドカラー」と「ヘッドスペーサー」の厚みは異なります。


「REACH」(リーチ)はフレームのヘッドチューブ上端の真ん中から水平にのばした線と、フレームのBB芯から垂直に伸ばした線が交わるまでの長さですが、最終的にはハンドルまでの距離を決めるのことになるので完成車の場合サイズによってステム長が異なります。


2014 CANNONDALE SUPERSIX EVO 5 105 HEAD


具体的な例を挙げると、2014 CANNONDALE(キャノンデール)のロードバイクの場合以下のような数値となります。


「SUPERSIX EVO Hi-Mod シリーズ」、「SUPERSIX EVO シリーズ」、「CAAD 10 シリーズ」

フレームサイズ 44 48 50 52 54 56 58
ステム長(cm) 80 80 90 90 100 100 110
ヘッドカラー(cm) 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5
ヘッドスペーサー(cm) 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0


「SYNAPSE CARBON Hi-Mod シリーズ」

フレームサイズ 48 51 54 56 58
ステム長(cm) 90 90 100 110 110
ヘッドカラー(cm) 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0
ヘッドスペーサー(cm) 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0


「SYNAPSE CARBON シリーズ」

48 51 54 56 58
ステム長(cm) 90 90 100 110 110
ヘッドカラー(cm) 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5
ヘッドスペーサー(cm) 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0


機種毎やサイズ毎のこれらの数値もあると、正確に比較することができますし、実際に車体がなくても、「サイジング」や「フィッティング」が正確にできるようになります。


只、残念ながらメーカーのカタログやWEBにこれらの数値を掲載していることは稀です。