本来、ロードバイのやサイジングやフィッティングは「フィッター」といわれる人にやってもらいます。
「BG FIT」や「RETUL」を御教授いただいたので、お客様にはすることができるのですが、これを自分自身でやるとなると大変なのです。
「体の柔軟性」(私は異常に硬め!)や「サドル高」は、「BG FIT」や「RETUL」の結果で大体わかっていました。
自分用にロードバイク(何故か完成車)を買うことになり、とりあえず付属のサドルを使ってみることにしたものの、「サドルの前後位置」が自分でセッティングできないのです。
まず足指の母子球と小子球を結んだ線上の中心下にペダル軸がくるようにクリートを調整します。これはできます。
問題はこの次で、クランクを前後水平にして、膝頭とクランク先が垂直になるよう(または、膝蓋骨のくぼみとペダル軸が垂直になるよう)にサドル前後位置を調整する。これが自分だけでは中々難しいのです。
そもそも鏡を見ながらやってもクランクを正確に水平にすることさえできないのです。
クランクを水平に保てるように「ANCHOR FITTING SYSTEM」には専用の器具もありますが、今回自前で作りました。
クランクが当たる所には厚手で硬めのフェルト素材を貼りました。
固定ローラー台に前後車輪の高さが水平になるように車体をセットします。
前後のクランクが水平になるように器具を調整します。
これで正確にクランクを水平にキープできます。
ペダルに軽く体重をのせても意外と大丈夫。
サドルにまたがった状態で膝前から紐につるした錘をクランク先に垂らすと、ようやくサドルの前後位置を決めることができるようになりました。
めでたしめでたし。