厚田神社のお祭りは毎年曜日に関係なく、海の日とその前日に行われます。

海の日を「本祭」、その前日を「宵宮(よみや)」と呼びます。

宵宮は夕方から始まり、地元の心叫太鼓や古武術が披露されたり、夜店が出ます。

このお祭りの日に合わせて、親戚一同が厚田に帰って来る為、皆家の前に焼き台を出して、ビール片手に肉を焼きます。この、お客様をお迎えするのが忙しくてお祭りは見に行った事が無いという母さんもいましたよ。

国道231号線を挟んで山側=神社側がメイン会場となりますが、今年から漁協青年部の皆さんが「俺らで祭りをもっと盛り上げよう!」と、国道を挟んで海側にもテントを立て、海産物が泳ぐ水槽を出し、大きな焼き台を出しました。

厚田名産のタコの串や焼きウニ、焼きホタテが飛ぶ様に売れ、焼きウニはかなり早いうちからなくなりました。だって1個百円で売っていたんですよ!焼きウニが!

最後の方は水槽の中から出して焼いたりしていました。

漁協青年部の皆さんだけでなく、地元の「海神(わだつみ)会」の皆さんによる焼きそばとフランクフルトもありました。札幌すすきのの居酒屋「すくすくえん」さんが厚田の望来で飼育されている「望来豚」を使った豚串や豚丼を販売したり、石狩市地域おこし協力隊厚田区担当もキャラメルポップコーンを販売したりしましたよ。

ビールも酎ハイも1杯100円。ビール用の大き目のプラコップです。ジュースは2つで100円でした。

最後は大抽選会でヒラメやタコやシャコなど10点。もう一つおまけが出て11点の当たりが出ました。太っ腹の大盤振る舞い。漁師さんの心意気を感じました!

私は会場に流す音楽を用意する事と、会場をトークで盛り上げる事、大抽選会の司会をする事が仕事でしたが、音響機材のトラブルと、私が早々にお酒を飲み始めてしまった事で「仕事をした」とは言えない有様でした。

とはいえ、夜宮が終わった後の片づけもしっかりと手伝い、その後の別会場での宴席にも誘って頂く事が出来てとても幸せな時間を過ごせました!

今回は海側のイベントの写真しか残せませんでしたが、来年は太鼓や古武術の写真も撮れる様にしたい思います!

さて、翌朝6時30分頃ですが、会場にゴミが落ちていたら拾おうと向かったところ、既にゴミひとつ落ちていない状態。そこにいた方に聴くところによると、その方も6時前に来ていたらしいのですが、漁協青年部の皆さんはそれよりも早く5時台に集まって掃除をしていたとの事。
素晴しいですね!

石狩市厚田地域おこし協力隊小島
厚田漁港朝市では、
先月は、メスが1本130円だったシャコですが、
今はメス70円、オスは50円で売られています。

もうすぐシャコの季節も終わりが近づいています。

皆さん、買いに来られるなら今のうちですよ!
ボイルされたシャコは、買ったその場ですぐ食べられます。

殻のむき方にはコツが要りますが、すぐに慣れますので、是非一度試してみて下さいね。

地域おこし協力隊厚田担当小島拓也
昔、厚田では、ニシンがすっごく獲れて、
海岸が全部ニシンで埋まったこともあるくらいとれたんだそうです。

そんなに取れたニシンも今はそれほどでもなくなりまして、漁師さんの数も減りました。

今、漁師になりたいと思う人は漁協の組合員になればいいのですが、
漁協の組合員になるには、数年の手伝い期間を経なければならないそうです。
もちろん完全な素人が突然漁師になれる訳もないですし、その数年の間のお手伝いにはちゃんとお給料ももらえるんですから、漁師に興味がある人は、一度厚田に来て、漁師さんの生活を見てみるのもいいかもしれませんね。