娘は施設を出た
飛行機で友人の住む街へ飛び、迎えにきてもらい
友人の住むアパートの一室で居候
この時、既に日本行きのチケットを上の子が手配してくれた
上の子には入院していたことを知らせていないから
なんで今頃に日本行きのチケットなのか
なぜ片道なのか不審に思っているだろう
何も言わずに手配してくれたけど
何か感じているんだろうなと思う
娘からの電話はかなり落ち着いた元気な声
もう大丈夫だと言う
日本に帰っても自分に気を遣ったりせず
普通に過ごしてほしいと
厳しいことを言ってくれてもいい
24時間、自分に付きっきりでなくてもいいと
食事もなるべく合わせるから
気を遣わなくていいと言う
夫はそんなことを言いながら
今まで実行されたことはないから
あまり期待はできないと言う
私は微かな希望を
とてもとても細い糸でぶら下がっている希望の糸を
心のどこかで期待しながらも
きっと今回もうまくいかないんだろう
娘が私達と同じような生活が出来る日が来るなんて
きっとないんだよね…
と悲しくなる
とりあえず笑顔で帰ってきてくれる事
いや
無事に帰ってきてくれる事を祈って
もう泣いたり叫んだりの生活は終わりにしようね
とだけ
約束した