コヨーテが紡ぐ言葉達~己への道~ -31ページ目

コヨーテが紡ぐ言葉達~己への道~

夢、成功哲学、願望実現の法則、NLP等を使って言葉にヒントを詰め込んでいきます。
自分自身に磨きをかけ、アウトプットすることにより、
訪問者の変化を導ければ嬉しいです。

私たちの現実世界は二元論に満ちあふれています。
そこで主体と客体についてみていきましょう。

Wikipediaにはこう書かれています。

『主体と客体は、この世界の様態を捉えるために広く用いられる、基本的な枠組みのひとつである。
世界を構成するものとして、「見るもの、知るもの(主体)」と「見られるもの、知られるもの(客体)」の
2種類の存在を認める』

で、ここでちょっと言葉遊びをしてみましょうか。

主体を「味噌汁」と考えてみよう。

次に「味噌汁」を客体としてみよう。
その主体は「おわん」である。

次に「おわん」を客体としてみよう。
その主体は「テーブル」である。

次に「テーブル」を客体としてみよう。
その主体は「床」である。

次に「床」を客体としてみよう。
その主体は「家」である。

次に「家」を客体としてみよう。
その主体は「地面」である。

次に「地面」を客体としてみよう。
その主体は「地球」である。

次に「地球」を客体としてみよう。
その主体は「太陽系」である。

次に「太陽系」を客体としてみよう。
その主体は「銀河系」である。

次に「銀河系」を客体としてみよう。
その主体は「宇宙空間」である。

次に「宇宙空間」を客体としてみよう。
その主体は。。。

ちょっと、この先は私には、わかりませんね。

このようなプロセスは見かたを変えると「抽象度を上げていく」ことと同じです。
抽象度を上げていくと、主体であったものは客体になり、またその主体は客体になっていく。。。

まぁ、普通はキリがないわけです。
NLP的には、メタメタメタ・・・・と、どんどんメタ領域に突っ込んでいく感じです。

以前の記事「主体と客体」で、「己」に言語化で近づこうとすると、「己」が後退していくようだと書きました。
そして、上記の例のように、主体を超えていくことを繰り返していっても、やはり主体は後退していくように見えます。

こういった状況を一番表すのに適した言葉が、仏教哲学の「空(くう)」という概念です。
「空」とは全てを包摂する抽象度の天辺に位置するものです。

主体を超えた主体とは、「背景」のようである。
上記の例を視覚を使って、絵を描いているようにイメージしてみよう。
すると抽象度が上がっていくほど主体は背景化していくことに気づくだろう。

で、最後に全てを包摂する存在は、何かと考えると。。。。

その絵を描いている下地。
画用紙やキャンパスになる。

2次元、3次元的に考えると、浅い結果となるが、もっと次元を上げたところで画用紙を考えると、別の答えが浮かび上がるかもしれない。