最近暑くなってきましたね。7月の声を聞いてかなり感染状況が心配になってきました。

大体昨年7月の今ごろと同水準ですね。おそらくはこのまま昨年と同じ経緯をたどると思われます。

昨年のピークがお盆ごろ。そして二か月かけて収束していきます。現在の陽性率は45%くらい。

発熱外来に来た人の半分くらいがコロナ感染しています。

 

モデルナのサイトからコロナ陽性率を抜き出してみます。

画像

 

昨年と今年の違う所は、1)マスクをつけていない人が多くなった。2)ワクチンを打った人が少なくなった。

 

ワクチンは接種後、半年程度で感染予防効果は薄れてきます。重症化予防効果は6~10か月くらいは持つようです。

 

マスクをつけていないということは、感染して大量のウイルスを出してもそのまま他の人にウイルスを感染させてしまうので、ウイルス量が多く大量暴露での感染になります。以前、マスクについて記事を書きましたね。そして、万が一感染してしまった時の命綱であるワクチンも打っていないとなると、これは重症化してしまう人が増える可能性が高い。

 

そして時期はお盆。医療機関がお休みで家族全員でコロナに感染してしまう。そして、救急や病院ベッドも空いていなくて必要な医療も受けられない。

 

今年の夏はこんな状況になりそうです。

 

では、コロナ死者は今何名くらい出てるのでしょうか?

2024年1月4992 人

同年2月5842 人

同年3月4582人

 

2024年1月~3月までのコロナ死者数合計で、15416人。この冬1万5千人の方がコロナでお亡くなりになっています。

2011年の東北大震災で亡くなった方とほぼ同数がこの三か月で亡くなっています。そして、今年はまだあと半年あります。

 

下の表は厚生省のデータでコロナ死亡者数を示すものです。
もし2023と同じ経過をたどるとすると、今年の死亡者数は
2023年7月1941人
同年8月9293人
同年9月5216人

7月~9月までで、コロナ死亡者数は16450人。この夏、再びこれだけの人がお亡くなりになるのでしょうか? いや、今年は上に書いたように、ノーマスク、ワクチンなしの人が大勢油断して出歩くでしょうから、もっと多くの人が亡くなるかもしれません。

 

じゃあ2024年の4月から6月までの死者数はどうなってるんだろう?と思いますよね。

実は死者数を公表するまで5か月待たなければなりません。沢山の人が亡くなった後5か月以上たってようやく死者数が公表される。以前はリアルタイムで死者数が毎日テレビで放送されていたことを思えば不思議ですよね。

 

五類になってから、感染者数は過小評価、死者数は公表しない。政治家がこぞって「コロナ明け」、メディアも口をそろえて「季節性インフルエンザと同じ5類」と連呼しています。

 

そもそも終わっていない。死者数は以前として減っていない。誰かにとって都合が悪い情報は公表しない。「コロナは終わったんだ」と信じて夏祭りだのフェスだのに行ってしまった人の結末はどうなるのでしょうか?

 

メディアがさかんに「コロナ明け」と連呼していますが、全然終わっていませんよね、コロナ。

 

画像

 

なぜそこまでして感染情報を公表しないのか、その理由はどうぞご自分でお考えください。

 

ちなみに沖縄では定点観測が29人。宮古島では40人を超えています。目安としては大体10を超えるくらいが蔓延状態の始まり。

15を超えれば地域によりますが、医療ひっ迫。29人ではかなり医療を受けるのが難しく、40人ではおそらく医療崩壊が起きていても不思議ではありません。

画像