眠っていると何だか眩しいことに気づいて目が覚めた。



ぼやけた視界のまま光のほう見ると窓の外のシェードから見切れたお月様。










似ているようで形も色も同じではないこと。その瞬間のその景色はその時にしか味わえない。そんなわかりきった当たり前のことを少しの間反芻する。



数々の後悔とか、手放せなさをそのまま受け止めて心にしまう。手放したいものはそれらではないから。



夜とは思えない光と影が本当に美しくて、ずっと見ていたかったけど目を閉じる。




また生きるために、また眠る。



そんな当たり前なことでグラグラしてるポンコツな私を見かねて、月が起こしてくれたのかしら。



私の今は私の頭と心と体フル稼働してできたものだから。足りなくても残念でも心のGOしか選べない。



しょんぼりしながら眠る日だって、こんなご褒美をもらえたりする。

何をどう捉えるかなんて自由だし、私は私の心を信じて日々を乗りこなしていくしかできない。


私と子供達のバランス、次の階段を見過ごさぬようアンテナはそのままに、毎日元気に過ごすために眠って食べて動かす。



静かにフル稼働しながら、ただ生きるをする。木漏れ月眺めそんなことをブワッと思いながら再び眠ったのでした。






十六夜からの贈り物、しかと受け取り私は今日も生きる、をする。