こんばんは!
今週も
『大切な人と本当の関係を築く
週1回のLove Philosophy』
にお越しいただき
ありがとうございます。
毎週、人間関係、
恋愛・夫婦関係を
より良くすることを目的に、
毎週末、お届けしています。
今週のタイトルです。
『人前でびくびくしてしまう悩み、
強いドキドキ。
「人が苦手」という意識を
少しでも変える克服方法』
「人前に出るのが苦手」
この悩みは、
私にとって馴染み深い悩みです。
なぜなら、私の妹が、
十代から二十代にかけて
何年もそう言って
悩んでいたからです。
妹と出掛けると
人に何かを聞いたりする役は
いつも私でした。
日本でも、外国でも
人と会う時は、
私が先に挨拶をしました。
道を聞くのも、
「これいくらですか?」
と尋ねるのも、
「ここに座っていいですか?」
と聞くのも、
いつもいつも私でした。
妹はそういうとき
私の一歩後ろに下がって
ニコニコしたり、
場合によっては
困った顔をしたり、
それこそびくびくして、
事の成り行きを見ていました。
でも
妹は私より美人で、
私より背が高くてスタイル良く、
私がアドバイスするようなことは、表面的に見たら
何もなかったのです。
年も1年しか
離れていないので、
たいして人生の経験も
変わりないはずでした。
さらには
妹はとてもおしゃれで、
見た感じ、おそらく
彼女が「人前に出るのが苦手」などと
何年も悩んでいたことは、
他の人には
わからなかったでしょう。
「人前に出るのが苦手」
という妹に
「大丈夫だよ」
と、私はよく言っていました。
でもどれだけ
「大丈夫だよ」
と言っても
本人にとってはそう簡単に
「大丈夫」にならないことも、
私はよく知っています。
毎日生活していると
妹にも色々なことが起こります。
例えば
全然友達でもなかった男の子から、
突然告白されたりもします。
そうすると妹は
もう恥ずかしくて恥ずかしくて、
学校に次の日から
どうやって行っていいか
わからなくなるのでした。
「どうしよう!どうしよう!」と
「大丈夫」の正反対の気持ちでいっぱいになってしまうのです。
私は妹と一緒にいて
気付いたことがあります。
それは
「いつも妹の方が、
一緒にいる私よりも、
ずっとドキドキしていた」
ということです。
妹は、人が言うこと、
することに対して、
強く、そしていつまでも
ドキドキしていました。
当然ながら、
私も何か起こればドキドキします。
でもその「度」が違います。
ドキドキは勝手に起こります。
はじめは、何か、
自分の自然な在り方が
そうさせるのだと思います。
でもそれはだんだんと
経験に基づいた在り方になっていきます。
例えば、私の方が妹より
色々な人に挨拶をした、
何かを尋ねたりする機会が
多かったことは、
私がそういうことに慣れて
いくことを助けてくれました。
それに、色々人と話す経験を積めば積むほど、
恥ずかしかったことや失敗したことなども
新しい経験に塗り替えられて
記憶が薄れていきます。
でも妹は、二十代の半ばに、
「人前で自分の意見を堂々と言える人間」
に変わりました。
不思議なことに、
ひとつ、またひとつと、
人と関わる肯定的な経験が背中を押して、
妹はどんどん積極的になりました。
「怖くないんだ」
「言っていいんだ」
と、心から実感する体験が
どんどん彼女を
「人が苦手」
という意識から
解放してくれたのです。
人間関係を「苦手」から「得意」にしたい、と、
人は一気に劇的に変わりたがるものですが、
それでは目標が大きすぎて、
ますます行動に移すことが難しくなります。
小さなことでも
きっかけがあれば、
良い方へ好転していくのです。
大事なことは「少しでも」肯定的な
人間関係の経験を
まずは1回つくること。
その「ひとつ」の経験に
背中を押してもらって、
もうひとつ肯定的な
人間関係の経験をつくること。
そしてそれを繰り返すことです。
今日のタイトルに
『「人が苦手」という意識を少しでも変える』
と入れたのも、そのためです。
少しでも変える、
そこから良い歯車が回るのですから、
「自分はそんなふうに
大きく変わることはできない」と
はじめから、恐れる必要はありません。
おそらく
「人前に出るのが苦手」
と感じて
この記事を読んでくださっている方も、
他の人から見たら、私の妹のように、
「どうして?こんなに素敵な人なのに
人前に出るのが苦手だなんて」
という方が
たくさんいらっしゃるのではないかな、
と思います。
「苦手だ」という意識に
心をとらわれすぎると、
実際の自分を
過小評価してしまいがちです。
たとえ、過去に
人間関係で失敗したことがあっても、
あるいは
自分を人前で
びくびくさせるような出来事が
あったとしても、
それと未来を無理矢理
自分でつなげる必要はありません。
ドキドキするのは
素敵なことでもあります。
私だったら、目の前に
ドキドキしている人がいたら、
心が鈍くて何も感じない人といるより、ずっと嬉しいです!
だから、良い方に考えて
ドキドキする自分を責めないで。
いい加減な気持ちでではなく、
妹に言っていたように、「大丈夫だよ」って
心から伝えたいです。
(c)M.Kira 2015/2023
