『LOOSER6』
FANクラブに入っている友人にチケットを取っていただいたので
大阪千秋楽、そして、この公演の大千秋楽公演を
見てしまいました。
今年はチーム・ナックス全員での公演は無く
一人ひとりが、それぞれの公演を打つ形で、全国を廻る、その第1弾です。
今回の公演は、ばしばしのストレートプレイ。
しっかりした芝居が見たかったので 、森崎リーダーの舞台を選びました。
5月はとても忙しかったので、疲れもピークで
加えて、朝からの大雨で、行くまでは気持ちブルーでしたが
舞台が始まったら、
『なんて、面白いのっ!!』
と、2時間弱、舞台にのめり込みました。
面白かった~~~。
メリハリがあって、笑いと泣きのバランスが良くて
起承転結がしっかり書けている。
文句なしの舞台でした。
出演者が6人しかいないので、一人2役は当たり前。
最高、4役、いや5役ぐらいもあったかな?
土方君はさぞかし、大変だったね。
飽きる事無く、ぶっ飛ばした舞台。
内容は幕末。新撰組と長州藩の物語なのですが
今の世相にリンクしていて
改めて考えさせられることがいっぱいありました。
『国を変える』為に、立ち上がった幕臣派と倒幕派。
国を変える為に簡単に命を投げ出す、名も無き志士達。
もっと、考えて、悩もう、というセリフが
3月11日以降に起こった出来事と合わさってねえ。
とても、気持ちのこもったセリフだったなあと思いました。
名も無く、時代を変える為に頑張っている人達が
どの時代にもいます。
でも、簡単に命を絶ってしまう人も後を絶ちません。
命の大切さと、何かしないといけない気持ちが
とても心に響きました。
本当に良い舞台で、脚本、演出を手がけた森崎リーダーに
ありがとう!!良い舞台を見せてくれてと言いたいです。
因みに、この舞台に出演されていた役者さんたち
皆さん、達者な方々が多くて
なんて上手いのでしょう~~~~と
久し振りに、脚本、役者とも骨のある舞台で文句なしです。
しかも、この公演の最終公演だったので、カーテンコールが楽しくて、楽しくて。
面白い舞台だと、観客も盛り上がって
なかなか帰らないんですね。関西人って特に・・・。
『大阪の人って、なかなか帰らないんですね』
と森崎リーダー、おっしゃってましたが
面白い舞台だから、この面白いという気持ちを演者さんに伝えたい。
そんな思いが、3度のカーテンコールになったり
スタンディングオーベーションだったり、自然発生的な『万歳』になったりするのです。
感情に素直になっているから
いつまでも舞台が終って欲しくない思いから
長々とカーテンコールになるのです。
嗚呼、楽しかった。
何時か再演、よろしくお願いします。少ない演者だからこそ出来る演出に
してやられた~~~!!と。
来年の舞台を楽しみに、また、チケットが取れたらいいのにな~~。