恋は追うより追わせろ。

実験的に日曜からだーりんからのメールを放置したり、自分からは電話しないでみた。

木曜には激甘な情熱家のだーりんがあらたに出現。

こちらは出かけているというのに30分おきに電話がかかってきて、私がそれを10分以内に電話を終わらせることを続けていたら、「せつないなぁ」と苦しそうにうめている。

花キューピッドに頼んで、きれいなひまわりのアレンジメントまで家に届けさせてくれた。

夜は二人がお気に入りの小料理屋に久々に連れて行ってもくれた。

私にお酒をたくさん飲ませたところで、自分はカウンターで泣き崩れてしまっている。

おかみさんに「この人どう思います?結婚してもいいですかね?」と私が聞いたことで、スイッチが入ったらしい。

「この20年は女に困ったことはない」、「北朝鮮人に爪と皮膚の間に楊枝を指されたときだってつらくなかった」、と豪語している男が、である。

屈強な体と、鋭い眼光の下には、いまもお母さんのおっぱいを求めている小学生がいる。

「おふくろ!おっぱいくれよ!」

「はいよ。しょうがないね、この子は。」

というやりとりを小学校4年までしていたのだ。

もし私が乳がんになって乳房切除なんてことになったら、確実に愛想つかされるだろうな。

というか、赤ちゃんが生まれたら、母子の親密授乳タイムに割り込んできそう。。

処暑らしく、夕方の涼しさが違う気がする。

夜も、虫の音が暑さをやわらげてくれる。


祖母から手紙が来た。

もうすぐ94歳になる祖母はひとりでは着替えもできない状態なのに、しっかり自分の手で書いてくれた。

ありがたくて胸が熱くなる。

いつまでも長生きしてほしいと思うのは、遺される側の勝手と知りながらもずっと元気でいてほしいと願ってしまう。


昨日は二人で、遊歩道に面したベンチにコンビニのおでんやキムチを持ち寄り、

果汁たっぷりの缶チューハイで乾杯☆


照れくさそうに彼が差し出したのは、ハート型の透明ケースに入ったヴィヴィアン・ウェストウッドの定期入れ。

リバティっぽい花柄の定期入れに感激したのはもちろん、ラッピングを彼が自分でしてくれたこと嬉しくてたまらない。


バレンタイン特設コーナーのラッピング用品売り場で買ってくれたそう。

婦女子に混じって、ピンクの詰め物やハート型のケースを吟味する作業着姿のマッチョ男。

私を喜ばせようとしてくれるその気持ちに心から感謝する。


私からは、フレッシュな香りのお香セットと、空の色をした革のブックカバー。

どちらも彼が欲しいと言っていた物。


お香は、いまの現場事務所がくさいから焚きたいのだとか。

今日さっそく、「すごくいい香りだよ!」と使用報告あり。


ブックカバーは電車の中で『ねじまき鳥』を読むため。

かれこれ3ヶ月は第2部を読んでいる彼でも、読書自体は楽しいと言っている。

ただ、睡眠不足だから電車で座れると数ページで睡魔に飲み込まれるのよね。






スタバの丸テーブルでラテをすすっていたら、店員に相席を求められた。

荷物を置く場所が無くなるけど、仕方ない。

自分のほうに引き寄せていた椅子から荷物を取り、相客が座りやすいよう椅子の位置をずらした。

案内されてやってきたのは制服姿のOL二人組。


二人は無言で椅子をお互いに向かい合うように動かして、何も言わずに席についた。




礼ぐらい言えよ‥


小声で毒づいた。


二人は私に目もくれずに互いに相対し、にっこり微笑むと、手をにぎやかに動かし始めた。






っ‥手話を使う二人だったんだ‥

恥ずかしくて背中が熱くなる。


相手の状況も知らないのに、批判に飛びつくことのたやすさ。



想定しうる可能性について、充分な検証もせずに安直な物語で済ませるメディアやネットの風潮を、いつも嘆いている私なのに。


「日本社会は他責論に頼りすぎている!
責任は全て私にあります、と十字架を背負う覚悟の人が必要だ!」

息巻いていた自分自身が、何も考えずに相手を非難していた。




『福祉は我が家から』という表現が英語にはある。

いいことをするなら、まず自分の置かれている環境のなかで実施してみよう、という忠告。


日本人の他責論的姿勢を憂う前に、自分自身の行動様式を振り返ってみたほうがいい。


中学の先生が、日に三度は反省した人の故事をしきりに私たちに説いていた意味が分かってきた気がする。
051231_1615~0001.jpg
今年最初のお仕事は、顧客への謝罪訪問の通訳。

はぁ‥
お正月はいづこへ?


大晦日のホテル遊びが懐かしい!

というわけで、持ち込んだ果物とキャンドルの静物画像を載せちゃお。