映画館は、大きい映画館じゃなくて扱っている映画も話題の最新作というよりはミニシアター系(?)と現在は言うのでしょうか。
そういう作品が多く、ちょこちょこチェックしています。
最新作を上映するとしても、公開期間が少し経っている映画が多いです。
最新作の話題も映画も好きですが、ラピュタ(東京・高円寺)とか鎌倉市川喜多映画記念館(神奈川県鎌倉市)とか時間を見つけて行っています。
昨日は、上映後に『あん』の原作者でもあるドリアン助川さんの舞台挨拶も行われるという事で楽しみにしていました。
タイトルの『あん』は、そのまま食べ物の餡/あんこの事です。
舞台挨拶の質問コーナーでタイトルである『あん』について質問された方がいらっしゃって、徳江さん(役/樹木希林)との繋がりも知りました。
でも、書籍でも映画でもカットしたそうですが…。
題材が深いというか根底にメッセージ性はあるのですが、ぐいぐい来ないで(良い意味で)淡々と進むストーリーになので逆にいろいろ考えます。
もしかしたら、説明不足と捉える方もいるかもしれません。
舞台挨拶で原作と映画製作の経緯等を聞くと納得できます。
映画はフィクションですが、モデルはいらっしゃるそうで。
映像等もキレイです。
あと、映画はだいぶカットされたシーンもあるようなので、原作本を見るとわかりやすいです。
最近はバタバタしていて、映画を観るのどうしようかと思ったのですが観ておいてよかった。
決して、明るく楽しいストーリーじゃないのですが、原作含めて、とても丁寧に製作された良質の作品でじんわりときます。
特に樹木希林さん(吉井徳江/役)と永瀬正敏さん(辻井千太郎/役)が自然で良いです。
徳江さん、かわいい。
『あん』は、今回の私のように1回立ち止まって休憩しようと思った時に観てもいいかもしれません。
私は食べ物の好き嫌いはほとんどないのですが、唯一あんこだけ飲み込めなくて食べられないのですが…。
でも、劇中に登場するあんこがとても綺麗で上質な事だけはわかります。
春~夏~秋とあって、夏編はおもしろいです(笑)
あと、私はどちらかというと情報発信する側なのでちゃんと正しい情報を伝えていかなければいけないと改めて思いました。

舞台挨拶後にドリアン助川さんのサイン会もあって原作本にサインと握手もしてもらいました。
映画は、国内のみならず、世界45ヵ国でも公開が決まっているそうです。
売り切れ続出のパンフレット(オフィシャルブック)も購入できました。
映画『あん』公式HP
URL: http://an-movie.com