コーチの名和です。

受験を失敗したのも虫歯ができたのも私の娘のことです。

６年生の娘は将来の夢があり、中学受験をしたいと言い出し
たので、小3から塾に通って猛勉強していました。

6年生になると試験日が現実的になり学校から帰れば
机に座り、平日は毎日12時過ぎまで勉強していました。

春休み、夏休み、冬休みなどは2食分の弁当を持ち、
朝8時に塾に行って自習室で勉強し、午後から塾の授業を
受け、その後はまた自習室で夜9時まで勉強です。

9時過ぎに家に帰り風呂に入って12時過ぎまで勉強・・・

こんなにやらないかんのか・・・

と思うほど机の前に座ってやっていました。

友だちとも遊ばない。

テレビも見ない。

ゲームもしない。

10分、15分とタイマーをかけた休憩時間にはKindleで
ハリーポッターを読むのが唯一の楽しみだったようです。

こんなに狂ったように勉強していましたが、
第一志望、第二志望とも不合格でした。

滑り止めというか、本命の試験の練習のために受けた
3校が合格しただけでした。

娘にとっても私たち両親にとってもとても残念な結果と
なりました。

生まれた頃からたくさんの写真を撮ってきましたが、
この２年間は受験勉強のために旅行や遊びに行くこと
がなくなり、イベントごとも自粛してきたので、この
２年間は学校行事以外の写真は皆無です。

さて、虫歯ができたのも私の娘で、今年４年生になります。

私たち両親も子供の虫歯には気を遣ってきたので、
幼稚園からずっと虫歯がなくきていましたが、
先日の検診で虫歯が見つかりました。

２年生くらいまでは母親による歯磨き後のチェックをして
いたようですが、３年生になってからはそのチェックもせず
娘まかせになっていたようです。

それでも朝晩の歯磨きをしていたにもかかわらず、虫歯に
なってしまいました。

この2人の娘たちですが、どこがいけなかったのでしょうか。

共通のことがあります。

上の娘は長い時間机の前に座って鉛筆を持っていて、
勉強をやった気になっていた勘違いがあったのです。

下の娘は歯ブラシを口に突っ込んでスイッチを入れれば
（電動歯ブラシ）歯磨きをした気になっていた勘違いが
あったのです。

試験に合格するために机の前に座って勉強する。

虫歯にならないように歯を健康に保つために歯磨きをする。

事の本質を忘れてしまい、やった気になっていたのが
間違いの原因です。

受験をする娘には何度も言いました。

勉強する姿勢が悪い。

分からないことは塾で先生に質問をして理解を深めろ。

解けた問題でも分かったつもりにならず、似たような問題
をいくつか解いてみろ。

いろんなことを言いましたが、

「算数の先生は嫌いだから質問したくない」

「自習室は息が詰まるから家でやりたい」

など、

「おまえは本気でやろうとしているのか？！」

「4倍の合格倍率をなめてんじゃないのか？！」

説教もしまくりました。

勉強するのは試験に合格するため。

歯磨きをするのは歯の健康を保つため。

これらの事の本質を忘れず、正しい方法で取り組むことで
自分が望む結果が得られます。

バットを持って庭に出る。

タオルを持って走ってくると外に出かけていく。

その目的は何ですか？

バットを持って庭に出るのなら、正しい方法で振らなければ
何の意味もありません。

走りに行くのなら距離やタイム、呼吸法やアップダウンのコース
などを考え、走る目的を確認して走りましょう。

「なぜそれをするのか？その目的は何か？」

こんなことを考えず、闇雲にやっている選手が多いと思います。

私の娘たちも同じで、その結果はどちらも望まない結果を
手に入れました。

子供たち自身が目的意識を持って正しい方法で取り組むことは
難しいので、あなたが声を掛けてチェックしてあげてください。

「そのやり方でいいの？」

「それは何の目的のためにやっているの？」

「そのやり方であなたが望む結果は手に入りますか？」
（目標を達成することができますか？）

正しい練習のやり方の指導は私たちに任せて下さい。

自宅でのチェックはあなたにお願いします。

ただ何となくやらせるのはやめさせて下さい。

私のように子供が泣く姿を見ることになります。

正しい練習の方法はここで指導しています。

受験の失敗と虫歯ができた