コーチの名和です。
先日はみどり教室にグランドスラム特別練習をしに行きました。
みどり教室は玉川コーチが責任者で、50名ほどの選手が
練習に来ています。
名北教室ができるまでは、私もみどり教室で指導をしていましたが、
今は名北教室専属になっています。
久しぶりにみどり教室の選手たちに会いましたが、
皆からだが大きくなっており、バッティングも良くなっていました。
今回は6年生と4年生の兄弟で練習に来ている選手に、グランドスラム
特別練習をしました。
勝くんと武蔵くんの兄弟で、身体が小さかった武蔵くんはかなり身長が伸び、
スイングも一人前になっていました。
練習が始まる前にお母さんと話していたところ、
お兄ちゃんの勝くんは練習前に自宅で、あることでお母さんに怒られ、
その反抗でなんと、お母さんに向かってツバを吐いたそうです。
お母さんに向かってツバを吐くとは・・・・
そんなことをした選手は今まで聞いたこともなかったし、
お母さんの言うことを良く聞く素直な勝くんが・・・・
私は驚いたと共に、ツバを吐くという想像もできない行動に
不謹慎ですが笑ってしまいました。
勝くんに詳しく話しを聞いてみると、お母さんに説教をされて
詰め寄られ、言い返すこともできず、
苦し紛れにツバを吐いてしまったそうです。
玉川コーチは「それはいかん!」と
「お母さんにしっかり謝って許してもらうまでは練習させん!!」
と言うことになりました。
勝くんがお母さんに「どうやって謝ったら許してくれるか?」と聞いたら、
「正座して頭を下げて謝りなさい」
といわれ、勝くんは素直に正座しました。

弟の武蔵くんは普段お兄ちゃんにやり込められているためか、
ここぞとばかりにお母さんと一緒に説教をしていました。
武蔵くんが「ごめんなさい、もうやりませんと10回言え!」とお兄ちゃんに言い、
勝くんは 「ごめんなさい、もうやりません!」
「ごめんなさい、もうやりません!」
「ごめんなさい、もうやりません!」
「ごめんなさい、もうやりません!」
・
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と、10回素直に言いました。
そしたら武蔵くんは「お母さん、許して下さいと10回言え!」といい
勝くんは 「お母さん、許してください」
「お母さん、許してください」
「お母さん、許してください」
「お母さん、許してください」
「お母さん、許してください」
・
・
・
・
勝くんと武蔵くんのこのやりとりがおかしく、
お母さんと一緒に笑ってしまいました。
勝くんが正座して謝ったことでお母さんに許してもらえ、
練習が始まりました。
練習後も勝くんは玉川コーチから
「こうやってここに練習に来られるのも、勝が野球ができるのも
お母さんのおかげでできるのだから、感謝しないとあかん!」
「お母さんにツバを吐くどころか、口答えすることもダメだ!」
と説教されていました。
6年生にもなると反抗期が来て、このような態度を取るように
なるのでしょうね。
いろんな保護者の方に
「親が言っても全然言うことを聞かないのです。コーチらから言ってください!」
言われるのですが、どこの家庭でも一緒ですね。
ここだけの話しですが・・・・
元愛工大名電高校の中村監督が愛工大名電高校から
豊田大谷高校野球部監督になった時です。
私は中村監督の下でコーチをしていて、
その頃に豊田大谷高校のグランドにマリナーズ・イチローの
お父さん(チチロー)がよく遊びに来られていました。
チチローさんは来られる度に中村監督に
「イチローは私が言っても全然言うことを聞かないのです。」
「監督から言って聞かせてもらえませんか・・・・」
と、お願いしていました。
その頃のイチローはメジャーで大活躍しているときです。
中村監督は
「イチローはもう子供じゃなく大人なんだから!私から言ってもダメだろう!」
とチチローさんに言っていました。
親子で仲が良いイメージのイチロー親子でもこのような感じです。
イチローはお父さんのチチローさんにツバを吐くことはないと思いますが、
ある程度の年齢になると反抗をし、親の言うことを聞かなくなるのは当たり前ですが、
ご両親のおかげで大きくなったことは忘れてはいけないと思います。
私にもこのような反抗した記憶があります。
ですが、自分が子供を持ってみると親の有り難さが本当に良くわかります。
スクールの子供たちは、ご両親のおかげで野球ができる、普段の生活ができる
という感謝の気持ちを持ってもらいたいと思います。
このことは私が高校時代、野球部の合宿所にいる時に
中村監督から常に言われていました。
その頃の私は「親なんだから当たり前」のような気持ちでいて
グラブを買うのもバットを買ってもらうのも当たり前のような気持ちでいました。
その親も父は10年以上前に病気で亡くなり、母は70歳を過ぎています。
感謝こそしていますが、親孝行はまだまだできていないと思います。
「両親への感謝の気持ち」
早い年齢でこのような感謝の気持ちがわかると立派な大人になれるはずです。
そんな選手になってもらいたいです。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
Nagoya23バッティングスクール Count23
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