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独り言です。。。

転載したい奇特な方がおられましたら
御勝手にどうぞ。
リンク張ってね。

皇室の系図をネットで探していたら、こんなのありました。
  ↓
皇室系図

転載禁止だそうです。
って、そんな気力はわきません。
正直、見ていてめまいがします。
嫌になるほどの膨大さです。

我が国で、最も古い家系ですから、こんなになるんですね。
ちなみに、二番目に古い家系は出雲大社の宮司家ですね。
大国主の国譲りの後からなので、これも相当な古さです。
つまりほぼ同時です。

私の乏しい記憶によりますと、皇統の断絶の危機は何度かあった訳です。
一番最初は、継体天皇の前なんですが、傍系を戴きまして皇統をつないだ訳です。
諡があまりに象徴的です。
この時代以前は神話期でひとくくりと言いたいところですが、倭の五王の記述があったり、朝鮮半島に碑文が残っていたりで、ひとくくりでは誤魔化せないので、神話期とは言えないです。
古墳もありますからね。
継体天皇は第26代です。

次が奈良時代末期です。
ここで、天武系の家系が絶えます。
天智系の皇子が、天武天皇により皇族として遇したまま残されていましたので、そちらの系統に移ることで皇統を繋ぎました。
光仁天皇ですね。
第49代です。

ここで共通なのは、共に先代の天皇のご姉妹を皇后に迎えていることです。
つまりは婿入りです。

次が言わずもがなの皇室最大の危機、足利義満の時です。
南北朝時代が危機なんですが、三種の神器をお持ちになっていた南朝が当然正統で、北朝は足利幕府の傀儡です。
ん?これでは通史の解釈と違うか?
ところで、政治馬鹿の源義経のおかげで、御神剣は瀬戸内海で行方不明になったままですが、皇室がお持ちなのはおうつしです。
本物の群雲剣は熱田神宮にありますね。
日本武尊が奉納したんじゃなかったけ?

まあ、義満にしてみれば、おいらのお陰の天皇家じゃん。
替わってみてもいいんじゃね?
くらいの発想でしょう。
これは、都合よく頓死しましたので回避されました。

次は、後桃園天皇の時に男子がおられませんで、近傍の宮家から婿入りしまして光格天皇となられます。
第119代です。
江戸末期ですね。

で、最後が現代です。
どうしても、万世一系を破壊したい人がいる。
創設された女性宮家は、既に非天皇系の宮家ですから、存在自体が常に天皇家を脅かすことになります。
全く笑えない話です。
へりくつを言う方が多くて嫌になるのですが、結句、国民の皇室を守ろうとか、万世一系を保持しようとかという気持ちが足りないんだと思います。
大事なものは、自分で力を出して守らないといけないんです。

旧宮家の方々は、どう考えても係る危機の回避のために宮家であられたのだとしか思えません。
それに、旧宮家の方々が氏を賜らなければならなかったのは、先帝の意思でもなく、国民の意思でもないのです。
現行憲法が有効か無効かという論議と一緒で、戦後の宮家の廃止が有効か有効で無いかと言うことです。
それに、臣籍より皇室に戻られた方も、歴史上おられます。
旧宮家の方々に、みんなでお願いしないといけないんじゃないですかね?

とりあえず、女性宮家創設反対、戦後無理矢理廃止された旧宮家の皇族復帰を願うって、政府にメールしておきましょう。

各府省への政策に関する意見・要望 - 電子政府の総合窓口

話は大きく変わりますが、今年のNHK大河ドラマは、平清盛だとか。
実質的な朝廷政治が終わる時代ですね。
この時期に清盛を取り上げるとは、なんともいやらしい。
ざっくり、この時代の説明をすれば、蝦夷の国を平安初期に平定して、国内的には軍事的危機は終わった訳です。
平安時代は、お化けが怖くて死刑すら廃止してしまった時代ですから、国軍も解体しちゃったし、警察組織もない。
検非違使は、令外官ですから、正式で無いし、内実は元盗賊だったり。
朝廷内は、権力闘争、地方は役人の利殖の場、盗賊を取り締まる軍はいないという、まともな政治が出来ていない。
しかたないので、自分の身は自分で守ろうって自然発生したのが武士な訳です。
で、武士は田舎者で馬鹿にされていたので、自分らのことは自分らで決めようぜ、朝廷なんか無視じゃんって始まったのが幕府です。
この、朝廷なんか無視じゃんを、拡大解釈すると鎌倉幕府の成立は、鎌倉に侍所を設置したときということになるんですな。
ちなみに、本当は無視じゃんじゃ無くて、俺たちのことはほっといてよなので、この説には賛同しません。
武士は、皇室の土地、国衙領、皇室の権威が及ぶ寺社領などは手を出してないんです。
徐々に盗まれますがね。
寺社領を解放したのは、信長の武装解除以降ですし、日本国内の土地をすべて武家のものにして、朝廷を一万石の大名扱いにしたのは徳川幕府です。
さっきの「無視じゃん」を突き詰めると、将軍と天皇は同格なんじゃね?になって、皇室じゃ無くて王室でいいんじゃね?になる訳ですね。
NHKは狂ってます。
鎌倉幕府は、天皇を否定してません。
源氏断絶の後も朝廷から将軍を迎え入れています。

皇室の霊的権威を端的に証明すると、奈良の東大寺があります。
東大寺の脇に正倉院があります。
あそこは、とんでもないお宝の山なのです。
すべて御物です。
信長が蘭奢待を求めたのが有名ですが、あそこのあります。
で、現在は知りませんが、まともな鍵がついていたことがありません。
戦後は、プータローが床下でたき火をして暮らしていたそうです。
でも、いまだかつて泥棒に入られたことはないのです。
この国には歴史上、盗賊さえも皇室の御物を盗む者はいなかったのですよ。
当然、御鏡も御神剣も盗んだ人はいません。まあ、本物を見た人もいませんがね。

この国に於ける皇室の権威とはそう言うものです。
皇室の威光はその血統にあります。
女性宮家の創設はその権威を失わせる策略だと思っています。

ところで、天皇陛下より、上皇や法王の方が偉いのって不思議じゃありませんか?
別に違和感ないかな?
この理由も、ちゃんと歴史で教えないですよね。
困ったもんだ。