日本の国会は、衆議院と参議院の二院制を取っています。
参議院は元貴族院であって、帝国憲法下であっても衆議院の方が上位にありました。
戦後貴族制が廃止されたのだから、後身としての参議院の存在は意味が無いとか、いわゆるねじれ国会になると、意思決定が難しくなり、国家が混迷するので、一院制にすべきだとか言われる政治家の方がおられるようですが、馬鹿なの？って思います。
一院制に移行することは反対です。
現状二院制で有るために、僅かながら国家破壊に抵抗できているという面もありますが、そういう意味では無くて、ねじれ国会が生じる状態こそが、正しい民主主義の形だと思うからです。
重要なのは、選挙の時期が異なると言うことです。
本来ならば、選考基準も変えるべきと思うのですが、今は難しいですね。
かつてのように、参議院を全国区中心にすると、お笑い芸人であふれそうで怖いですから。
選挙の時期が異なり、そのためそれぞれの院にて与野党の逆転状況が発生する事は、民意が変化したことを意味します。
当然、新しい民意を反映しなければなりません。
国会がねじれ状態にあるときは、衆議院で可決された物が、参議院で否決されるという事が起こります。
だからってそのまま衆議院に持ってきて、２／３で強行採決など、民主主義の死以外、何者でもありません。
そういうのを通常、全体主義と申します。
小泉の犯した罪は巨大です。
参議院で否決されるならば、それは新しい民意に添っていない訳ですから、野党側の意見を取り入れて、修正した状態で衆議院にて再可決すべきなのです。
その調整をするのが、政治家の仕事だろ！って思います。
まあねぇ。親米保守と民族主義とリベラルとか、或いはマジョリティーとマイノリティーとか妥協点を見つけられるような関係ならいいんですけどね。
今の日本は、ごちゃ混ぜ保守と単なる破壊主義者の対立ですから、まともに政策を考えてる側と嫌がらせ反対との対立なので、妥協点なんか有る訳無いんですよね。
嫌がらせ反対が政権取ってみたら、嫌がらせしかしたこと無かったので、政治自体出来なかった、というのが民主党ですね。
それでも着々と、破壊活動だけは進めているので困ります。
彼らは馬鹿なので、誰かに言われたことしか出来ないんですよ。
本当に参議院があって良かったわ。