私はたぶん、皇室を崇拝されて居られる方々から見れば、甚だその崇敬心が足りず、むしろ不遜に思われるような存在だと思っています。
実際、敬宮様がお生まれになって、女性天皇について議論が行われていたとき、女性はいいとしても女系はあり得ないから、それによって皇家が断絶するのは、それも自然の摂理として致し方なかろうと考えていました。
それも歴史の流れの一幕だろうと。
しかして、現在の本国の状況はあまりに過酷です。
皇室を失う事は、亡国への道を決定付ける事と思われます。
結局、日本民族と他民族を峻別するに、皇室を介して判断するしかないと考えるからです。
Willの2月号にて小林よしのり氏が、継体天皇について触れられていました。
正直、痛いところを突く、と感じました。
彼の論によれば、
男大迹王は応神天皇の5世孫であり、その即位は1代前の武烈天皇の姉との婚姻により受け入れられたものだから、入り婿のようなものだという事です。
つまり、女系の血縁も重要視されてきたとの論です。
(ここに於いて、妃の姓(かばね)には触れられていない)
つまり、旧宮家に於ける血統の遠さを見れば(20世以上)、女性宮家の創設の方が正当性があると論じています。
継体天皇は、即位より20年大和入りが出来なかった。
それだけ、認められるに時間がかかったのだから、降ってわいたような旧宮家など受け入れられようがないと言いたいのでしょう。
では、色々理屈を開陳するよりも、まず左巻きさんが得意な感情論から述べたいと思います。
何故、女性宮家の創設が認められないのか。
それは単に、嫌だから!
そんな、どこの馬の骨かもわからん、国籍不詳の一般人が後続入りした上、その子に親王宣下など、ありえねぇし、ふざけんじゃねぇって思っています。
うんじゃなあ何かえ?
朝鮮人や白人みたいのが、皇族になって何が日本国民の象徴だ?
はっきり言って、大和民族以外が入り婿どころか嫁入りするのだって認めらんねぇぞ。
何世代離れていようが、つい半世紀前までは、宮家だったんだから、どっか山田さんだか金さんよりはずーっとまし。
皇統問題が危機を迎えるのは、順調にいけば数十年後なんだから、今のうちにお戻りいただいて、権威付けすれば済む話。
ことさら、根っからの一般ピープルを皇族に列する意味が理解出来ん。
大体に於いて、女性宮家って生涯ふほんが鉄板でしょ。
もしくは未亡人。
それとも、孝謙天皇の台詞を聞きたいのか?
「乞食を天皇にしようが、天皇を乞食にしようが私の意思次第」ってやつ。
リアルにこのまんまだぞ。
まあ、この台詞は仲麻呂の政治干渉に頭に来て言った台詞ですがね。
さあ、女性宮家推進者及び女系天皇容認論者、納得できる説明してみてくれ。
これ以降は蛇足です。
私の現状の知識理解からの言なので、確実性はありません。
思い込みかもしれません。まとまりもありません。
読まなくても結構です。
継体天皇の大和入りについては、当時はまだ豪族の力が強く大王家の権威が不十分であった為に受け入れに時間がかかっただけ。
要するに、時々の大王の基盤が豪族に依存していたから、抵抗があったという事。
記憶が正しければ、お連れしたのは大伴氏ではなかったか?
じゃあ、物部氏は面白くなかろう。
そういえば、ついでに阿部氏も来なかったか?越が基盤じゃなかったっけ?
それに連姓が次は彼と言ったところで、臣姓等が簡単には受け入れまい。
自家の利益に関わる問題だからね。
今は、皇室自体に権威が認められるのだから、その時とは状況が違う。
皇室の存在は、結句大和民族の総意の上に成り立つのだから、感覚的に受け入れられないものは駄目。
っていうか、無理。
大連(おおむらじ)って、連姓(むらじかばね)の親方の事でしょ。
大臣(おおおみ)は、臣姓(おみかばね)の親玉。
なら、大王(おおきみ)って、王(きみ)集団の頭って意味じゃねぇの?
じゃあ、王って宮家みたいなもの?
古代の政治的巨人と言えば、蘇我馬子と藤原不比等だよね。
崇峻天皇が暗殺されたのは、大伴氏の娘を妃に迎えて、その子を即位させようとしたからと思っている。
(母親が小姉君なのも関係あると思う)
大伴氏は連姓、蘇我氏は臣姓。
連姓は、大伴氏・物部氏。いわば、大王家の直臣。広義で同族。
臣姓は地方豪族。ある意味、大王家と同格。
大王と連姓との婚姻には抵抗があった。
臣姓の蘇我氏の娘の皇子は、大王には成れたが、大伴氏の娘の皇子の即位には抵抗があったのではないかな?
弘文天皇が、その当時正当性を疑われたのは、大海人皇子の存在もあるけど、母親の身分が低かったから。
母親の身分はとっても大事。
平安時代になれば、天皇の妃も皇后も、皇族でないのが当たり前。
ほぼ、藤原氏。
で、それって当たり前なの?
初めて皇族以外で皇后になったのは、藤原光明子でよかったかな?
光明皇后。
このとき、相当な抵抗があった。
第一、中臣氏は連姓のはず。
徳川秀忠は、徳川和子(まさこ)を入内させ、外戚になろうとしたが失敗している。
(東福門院様は偉大です。大河ドラマで取り上げてみろ!って無理か。徳川氏悪者だし。。。。)
所謂一般人が皇后となられたのは、美智子皇后様が初めて。
特に抵抗はなし。一部の方々が、ガッカリしたらしい。
だからって、今、入り婿は無理でしょう。
あくまで、血統は男系、財産は女系が原則。
古代、皇后が共同統治者であったのは、皇族だから。
男尊女卑になるので、触れられないが言わば借り腹という事。
それでも、財産は女系であるし、出自に於いて母親の家柄は常用視された。
政権基盤の強化に母方の家は重要だから。代わりに政治介入を許しちゃったんだけどね。
旧宮家は、現皇室から血統的には離れていようとも、少し前までは宮家だった訳。
その間、婚姻関係を続けて、
(女系としてだが) 血統を維持強化してきているのだから、馬の骨よりずっとまし。
なんのために、宮家として遇されてきたのかを考えれば、答えは出てるでしょうに。
大体に於いてさあ、婿を迎えても家を維持するって言うのは、武家の考え方でしょ。
以上の理由でって、意味不明かもしれませんが、女性宮家の創設には反対です。
最後に、本来この日本国にある一木草石山野川水四海に至るまで、蘇我馬子の時代に全ての豪族が皇室に返納しましたので、その唯一の所有者は天皇陛下です。
私たち大和民族は、天皇陛下の無限の慈愛の下に、使わせていただいて居るのです。
この国土の正当な使用者は、天皇陛下の下に集えるものだけです。
不穏な外国勢力に、その権利などあるはずもありません。
日本国籍の取得は、以前の以上に厳密にすべきです。
無原則な国籍付与は許されません。
永住権などというものは、即刻廃止すべきです。
まとまってないね。。。。。。。