3年後期から4年前期にかけての交換留学のスケジュール

1 学部1年次にすべきこと


・志望動機を固める
  志望校の選び方 
  私の志望動機
・英語(TOEFL)の勉強(年間を通して)
  試験の概要
  TOEFL対策
・海外での語学留学(春休み)

2 学部2年次にすべきこと


・英語(TOEFL)の勉強(~10月くらい)
・学内選考(志望理由書、面接)の対策(10月)
  学内選考面接の実際
・UCEAPでの選考(志望理由・履修計画書)の対策(2月)

3 学部3年次前半にすべきこと


・留学を想定した英語の勉強(4~9月)
  英文レポートの書き方(1)英文レポートの書き方(2)
事務手続き(5~7月)
  パスポート・ビザの取得
  滞在先住居(学生寮やアパート)の契約
  航空券の取得
  海外留学保険の契約

4 学部3年次後半~4年次前半(留学中)にすべきこと


留学中の経験(3年次9月~4年次6月)
これから留学する人へのアドバイス

5 学部4年次後半(帰国後)にすべきこと


・進路に応じた活動
  就職活動(1)(6~9月)
  就職活動(2)
  大学院入試対策
・留学報告書の作成(留学を振り返る)
  留学の意義
   留学の意義(1)
   留学の意義(2)
   留学の意義(3)
   留学の意義(4)
   留学の意義(5)
   留学の意義(6)
・英語の試験(TOEIC・TOEFL)を受験する
・もう一度海外経験をする

※交換留学に関して質問がある場合はこちら
交換留学をする場合、TOEFLのスコアの提出が原則として必須だと思います。
そして、TOEFLですが、TOEICと異なってSpeaking, Writingがあり、参考書の数も少ないので対策をしにくい側面があると思います。
TOEFL ITPでも交換留学可能な場合もありますが、TOEFL iBTのスコアが求められる場合の方が多いようなのでiBT受験に役立つ参考書等を紹介したいと思います。

今回は初回なので、Reading, Listening, Speaking, Writing全てに関連する内容です。

TOEFLを受験する際にまず購入すべきなのは、
Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4.../McGraw-Hill

¥3,734
Amazon.co.jp

です。

TOEFLを実施しているETS公式の問題集で、TOEFLの形式がわかります。

これを購入したら、まず、1章のAbout the TOEFL iBT Testを読み、TOEFLの形式をつかみましょう。
例えば、Speakingのところを読むだけでも、Independent TasksとIntegrated Tasksがあり、Independent Tasksは更にPersonal PreferenceとChoiceに, Integrated TasksはCampus situation と Academic Course Topicに分かれることがわかると思います。
このような形式を知っておくことで、問題を解くのが楽になります。

形式を読むだけでは実際にどのような出題かがわかりにくいので、早速Official GuideのPractice Test 3を解きましょう(さしあたり2章から7章はとばして良いです)。
Practice Test 3が一番本試験に近いためです。
ちなみに、Practice Test 2は本試験に近い形式ですが、WritingのIntegrated Taskの問題がやや易しいです。
Practice Test 1はReadingの問題数が1問ずつ少ないのと、WritingのIntegrated Taskの形式が本試験と異なっているのとで、参考までに解けば良いと思います。

Practice Test 3を解いたら、2~5章を読んで、どのような問題が出題されるか、どのような採点基準か理解を深めるとともに、Reading, Listeningについては練習問題をとくと良いでしょう。
注意点は、5章のWriting SectionのIntegrated Taskの問題形式が本試験と異なっているのと、Independent Writing のTopic Listが本試験の形式と異なっているものが含まれている点です。この点は、あくまで、Practice Test 2,3の形式で出題がなされると理解しておいてください。

そのあとに、Practice Test2, 1を解けばさしあたり、全分野の概要をつかみある程度の対策をしたことにはなりますので、まず最初にやりたい対策です。

また、参考書ではありませんが、TOEFL指導を行っている葛山先生が有益なTOEFL情報を発信してくださっているブログがあるので、こちらを読んで、TOEFLの傾向をつかみ、得点戦略を練るとよいでしょう。
Web TOEFL 葛山先生のブログ

前回の続き。(1)~(8)の内容については前回記事を参照のこと。

 次に理系で大学院に行きたい人。
<理系かつ理系大学院進学希望者>
 理系の学部生の場合、学部レベルの授業を外国の大学で受けても専門性が限られているので、専門知識を磨くというのは難しい。もっとも、理系大学院進学希望後国内民間企業に就職するのであれば、(1)~(5)は当てはまる。
 また、国外理系大学院進学希望であれば、(1)、(5)、(6)は有益である。今の語学力でどれくらいやっていけるかを知りながら、語学力を伸ばし、自分が検討している国の教育環境や研究環境がどのようなものかを知ることは、国外理系大学院進学を後押しするだろう。
 国内理系大学院在籍者が交換留学をする場合は、(8)が考えられる。ただ、日本の理系分野は優れているようなので、どこまで当てはまるかは残念ながら私には分からない。

 最後に、あまり当てはまる人はいないかもしれないが、法学部生で法曹になりたい人。
<法学部生かつ法曹系進路希望者>
 (1)~(6)は当てはまるが、固有の意義として考えられるのが(7)である。
 法学部で憲法(特に統治機構論)を勉強していると、統治の基本原理に権力分立という考え方があることを学習する。その起源はロックが立法権と執行権を分けるべきだと唱えたことにあり、その背景には一定目的達成(例えば人々の安全)のために国家を建設するという社会契約論がある。しかし、思想家がどのようなことを記述しているかを理解するためには、西洋政治思想史といった別の講義にゆだねられる。また、日本国憲法は代議制民主主義を採用しているといわれるが、民主主義をめぐって、直接民主制が良いか、代表民主制がよいかといった対立については、これも他の講義にゆだねられる。
 このように憲法の統治機構論は政治学と密接に関連しており、政治学を学ぶことでその理解が深まることがある。そのうち西洋政治思想史を学ぶ上で重要なのは、原典を読むことであるが、日本の大学では法学部の中の一つの科目として設けられているにとどまるため、講座の数が少なく、代表的な思想家の原典を指導を受けながら読む機会が少ない。この点についてはアメリカの方が優れているのである。もちろん、政治理論に限らず、政治過程論や比較政治学の考え方を身につけることも有益であるし、国際政治学の考え方は国際法を学ぶ上で役に立つ。ミクロ経済学の考え方(おおざっぱに言えば、市場の競争に任せることが大切で国家の介入は制限すべきであるが、外部不経済が生じることがあるので、その場合は国家の介入が必要なことがある)は会社法や独占禁止法に影響を与えているし、外部不経済に対する国家の介入に関する具体的な政策を学ぶ経済政策や、その一内容としての財政学は租税法を学ぶ上で有益である。したがって、こういったことを学ぶことにも意義があると考えている。
 ただし、このように考えるようになるまでに、大学入学から3年半かかっており、ある程度法律の学習が進まないと感じにくいことかもしれない。このような意識を強く持つことができなければ交換留学をしてもそのための勉強に積極的になれないかもしれない。そして政治理論家の原典を読むには高度な英語力が必要であることも付言しておく。