ポーの一族とは…
人間国宝と称され、紫綬褒章受章の萩尾望都先生によって、
1972年に発表され、瞬く間に読者たちの心をさらった連続短編作品。
中世イギリス、バンパネラの一族に加えられ
少年の姿のまま永遠の旅を続ける主人公エドガーの葛藤や苦しみを描いている。
少女時代から、時折取り出しては読みふけり
思い馳せ時の経つのを忘れた一番好きな漫画。
(耽美モノに弱いワタクシ)
一昨年40年振りに新作、春の夢が発表されたり、
宝塚で奇跡の舞台化が実現している。
現在は、その後どうなったのか長年気になっていたエディスの続編が連載中。
「ポーの一族展」を観に銀座松屋へ。
期間が2週間と短いため、万一にもうっかりしないよう前々から日にちを決めてスケジュール調整。
銀座だし少しおめかしして気分を上げる♪
ポーの一族の生原稿が拝める日が来るなんて、
本当に幸せ者です。
生きてて良かった〜
入り口。
たくさんの祝い花が出迎えてくれた。
やはり作品に因んで薔薇が多く、濃厚な香りに包まれる。
会場に足を一歩踏み入れると、
照明は暗く落とされ…
白いカーテンが揺れ…
フランス窓の影が映し出されている。
「おいでよ、ひとりではさびしすぎる」
エドガーがアランを連れて行くシーン。
私たちの心もさらわれるような素敵な演出。
200点以上の展覧会。
若い人から年配の方まで女性が多く、
混雑していて盛況でした。
神業の原稿!
登場人物達がイキイキして
躍動感と繊細さの表現が素晴らしいのだ。
描き込まれたワンシーンずつに作者の入魂が感じられる。
気がつくと2時間ほど経っていてビックリ。
トーマの心臓や残酷な神が支配するの原稿もあり、見入ってしまった。
グッズをササっと買って、
一応ガチャガチャも2回やり悔いなし。
人生初ガチャガチャ。(笑)
疲れたので、コラボしてるカフェで一休み。
30分位待ったかな?
注文したのは、
「凍てついた青い…ハーブティー」
レモンを入れると色が変わることによって、人間からバンパネラへの変化をイメージされてい、
血のように赤いローズシロップが添えてある。
味も香りも全くなかったんですけど…( ̄O ̄;)
その紅茶のシフォンケーキにポーの村を去るシーンのエドガーとメリーベルをデコレーション。
不老不死の果物と言われ、不滅の愛が花言葉のイチジクを添えました。