1年生ではじめたピアノ

ピアノやる!って決めたのは本人だけど

勧めたのは母

ピアノ楽しい〜!だけで続けて来れたのは低学年のうちだけ


6年生になった今年の秋は2年ぶりの発表会

春に曲が決まってから

毎日毎日、毎日毎日、毎日毎日

ピアノの練習しなさい💢と怒る母

長男は学校から帰って来て疲れてる

勉強はあるし、テレビにマンガ、やりたいことはわんさかある

それなのに毎日毎日1時間のピアノ


《長男の思考》

ピアノを『弾かされる』『嫌々弾く』『弾いても注意される』『好きに弾かせてくれない』『家でのピアノは楽しくない』『でもレッスン行くのは好きだし発表会は出たい』『辞めさせられないために誤魔化しながら弾く』


《母の思考》

『長男のピアノが大好き』『発表会、本人よりも楽しみにしてる』『良い演奏して欲しい』『半年しかない』『練習させなきゃ!』『嫌々弾くのは音に出る(これは本当。わかる人にはわかるやつ)『そんな練習じゃ意味がない』『やる気ないならレッスンも発表会も行かなくて良い』『ピアノなんか辞めちまえ!』これを言うと辞めたくない長男は、また嫌々練習をする


これがこの半年の負の連鎖、無限ループ


正直どーしよもなかった。

反抗期がはじまって

おだててもダメ、怒ってもダメ、飴も鞭も無意味。

母がイライラする毎日に、下の子達や旦那さんが気を遣っている姿を見るのも悲しい

『もー付き合いきれない』

そう思って長男にとってはキツイ決断を下した

『ごめんけど、もうついていけない、頼むからピアノ辞めて。』

長男は泣きながら『ピアノ続けさせてください』と言う

『ママはもう決めたので無理です。今までもチャンスをあげてたのに、全部無駄して来たのはあなたです』



終わった。




これで少し気が楽になる、時間にも余裕ができる

そんな事思ってる反面

自分が1番悲しんでることに気づいた

『やりたいことをやったら良い』って日頃から言ってるのに、

本人はやりたいピアノを私が辞めさせるの?

モヤモヤが募る


私は長男のピアノが大好きで

ずっとずっと聞いていたいと思ってる


私の心の奥底にあった根本の気持ちはこれだった

なんだ、やっぱり可愛い感情じゃないか

モヤモヤの正体が判明した

判明したらあとは正直に話すだけ

(でもこれが意外と勇気がいる)


あなたのピアノが大好き

あなたが楽しそうにピアノを弾いてる姿が大好き

どんどん上手になっていくのを見てて、

勝手に期待して、勝手にイライラして、

怒ってばっかりいた事は私が悪かった

だから本当はピアノ辞めて欲しくない

出来るなら

自分の思う通りに練習して、思う通りの音を出したら良い

でも一つだけ約束、

『ステージでは良い演奏を聞かせること』

良い演奏ってなんとも曖昧

上手いとか下手とかじゃない

だけど絶対に、ちゃんと伝わるやつ


そんなような事を話したと思う

お互いにスッキリした


『よく決断したね^ ^

旦那さんが褒めてくれた

(たぶんこの人が1番、私よりも私を理解してる)


それまでは朝30分、夜1時間やっていた練習

翌日からは朝夜15分〜20分程に超短縮された

でも本当に良い音になった

『そこはこうした方が良いと思うけど?

そんなような、

今までは流されていた私の声が届く、

その感覚が戻ってきた


心底ホッとした


そして迎えた発表会

『ステージでは良い演奏を聞かせる』

長男はその約束をきっちりと守ってくれた


長男(もうすぐ)12

ママも12

本当は先を歩いて導いてあげたいけど

私にはなかなか難しいようで

まだまだ子どもと一緒に成長中です




長々と読んでくれてありがとう



道東マスター美爪クリエイターcotto