前回の「看護師への道①」
の続きです。
やっと、人生のスタートラインに立った私。
日本に帰ってきてから、まずは食べ物から離れて規則正しい生活をしたいと思い、ある施設に一ヶ月間入所することにしました。
そこでは、軽い断食と瞑想をして あとは自由に過ごします。
海沿いにある施設だったので、海を見ながら日々「これから、どうやって生きていこう、何ができるのだろう」と考えていました。
その施設には、うつ病で休職中の会社員の方や引きこもりの方、不登校の学生さん、精神的に疲れ果てた主婦の方なども入所されていて 入所期間が経つにつれてお互いの身の上を話し合うこともありました。
そこで出会った方に
「准看護師という働きながら取れる資格がある。学校は、高校受験程度の勉強で入学できるし、そのまま正看護師を目指すこともできるよ」
と教えてもらいました。
そして、今でも私を励ましてくれる忘れられない言葉・・・
「色々な経験をしてきたあなただからこそできる看護があるよ」
という言葉をプレゼントしてくれました。
私は、それまで「看護師」という職業は人生の選択肢に上がったことはなく、准看護師という資格があることすら知りませんでした。
今の私の学力でも頑張れば入学できる学校、資格・・・
そして、「あなただからこそできる看護がある」という言葉。
「看護師になろう。」
自分の人生が開けた気がしました。
その施設を退所後、受験勉強を始め、2008年に准看護学校に入学。
2010年卒業。2年間准看護師として働き、
2012年に正看護師過程のある高等専修学校に入学。
2014年、なんとか正看護師になりました。
この間も過食嘔吐は相変わらずありました。
特に実習中が酷くて、夜中まで課題をした後に寝ないで食べ吐きを繰り返してそのまま実習に行ったりしていたので・・・心身ともに限界の状態でした。
過食嘔吐でクタクタになりながらも、仕事、実習、勉強を乗り越えて・・・なんとか正看護師になりました。(この頃のことも改めて書きますね)
こうやって振り返ると・・・私、頑張ったなぁ。よくやったなぁって思います。
私は、世間の価値基準からみたら、弱い人間です。
未だに過食嘔吐は静かに続いています。
あの生活が崩壊するほどの症状はないけれど・・・まだ過食嘔吐を手放せない自分が嫌になったり、体力的に育児や家事が辛くなったり、家族や周囲に負い目を感じたり・・・今でもやっぱり世間に対して劣等感を感じる自分も出てきます。
それでも、そんな自分でもいいんだって思う。
それは、今までの様々なことを乗り越えて「今が一番幸せ」と言える「ここ」にいる自分の強さも知っているから。
過食嘔吐を言い訳にして、夢から逃げなかった自分を誇らしく思っているから。
そんな私だから、人の弱さに寄り添いながらも強さを信じることができるから。
これは、看護師を目指すきっかけとなった言葉・・・「あなただからこそできる看護」に繋がっていく財産なのだと思っています。
