昔、私が介護施設で働いていた頃の話。


その日は初めてのシフトで、先輩にひたすらついて流れを教わる日。とはいえ他のシフトには入ってるので基本的な排泄とかはもう独り立ちして……たかなぁ。


そのシフトはレクリエーション担当で、その日何やるか……っていうのを考えるのですが。

私に教えてくれた人は確か、将来の夢ランキングだったかな。


人数が多いし、認知症ある人も多い。積極的な人も消極的な人もいるから、こういう、一問多答みたいな形式が良いみたいで。


結構さ、考える問題だと「わかんない」ってなっちゃう人も居るんだけど、これは結構たくさん答えが出た印象。お医者さん、とか先生、とか。


私はこの時の学びをありがたーーく利用して、その後自分がレクやる時は一問多答クイズか、リズム系の手遊びにしてた。私が一応得意分野なの、音楽なので。逆に手先不器用だから折り紙とか絶対やらんかった。鶴折れない笑


一問多答はね、全国苗字ランキングだったかな。佐藤とか鈴木はすぐ出るし、あと利用者さんやその場のスタッフに答えがいることも多いから上手く誘導して。

あとあれだ、物の数え方。

認知症の人って全部忘れちゃう訳じゃなくて、昔から馴染みのあることとかは覚えてるからさ。

何台って数えるやつは何がありますか?じゃあ何羽って数えるのは?とか


こだわったのは、うちは有料だから自立の人もいて。そういう人ってレクつまらなく思っちゃうんだよね。参加は自由なんだけど、たまに参加してくれたらやっぱりその人も参加して欲しいし、逆に「これはどうやって数えますか?」系で難しそうなの用意しとく。昔の人だからね、っていうとあれだけど、知識豊富だからそこを狙う感じ


リズム手遊びは、最初は私がお手本で叩いて真似して貰うんだけど、これもやっぱり全員参加して欲しいから、その後利用者さん一人一人にお手本役(もちろんその場でね)してもらった記憶がある。


確か簡単なリズム(四分音符4つとかね)書いといて、それを使ってもいいし、オリジナルでも良いよーって感じだったかも。

ノリノリな人はオリジナルでやってくれるし、「出来ない……」って人には簡単なのやってもらうしって感じだったかな。


でも中にはもちろん見てるだけの人もいて、その人はどうしてたっけ……その辺はちょっと曖昧かも。


今思えば結構空回り進行してた気がする。気分はうたのおねえさん。そのくらい声張ってた。


もちろん私一人じゃ見守り出来ないから、他に見ててくれる人がいてね。その人達はきっと生暖かい目で私を見てたんでしょう……笑


ちなみに私の同期と私が、施設内で噂されるくらい正反対でね。別に仲悪くはないけど良くもなれなかった笑


同期はもうほんと体育会系陽キャ男性。あと手先も器用。

私は根っからの陰キャで引きこもり。手先ぽんこつ。介護ってさ、度胸っていうかこう……何するにしても勇気が必要じゃん。


私は手引き歩行転けないかとかいつもヒヤヒヤしてたし夜勤もずっと怖かったけど、同期は転倒とかあってもすぐ動けるタイプで。私はずっと劣等感感じてた、勝手に笑


で、その同期は毎回レクで自作の工作使ったり、机の上でボール転がしたスポーツみたいなのしてて。本当に正反対だなぁなんて思った。


レクやる!ってなった時に私は真っ先に音楽使おう!って思ったけど、その人はスポーツ!って思ったんだろうね。笑


デイだともう少し身体動かすレクのイメージだけど、うちは座ったままのレクのが多かったかな。



……っていうのをふと思い出したって話!笑