ではここで、「クラウドソーシングって何?」ということを説明します。
最近注目度が高く、テレビで取り上げられたり、雑誌に特集が組まれていたりするクラウドソーシング。
業界は、「ランサーズ」と「クラウドワークス」の2社がけん引していて、クラウドワークスは昨年末、上場しました。
取引料が大きいのはランサーズで、これまで
561,965件 464億430万円の取引が成立しています。
もちろんクラウドというからには、インターネットが大きな役割を果たすのですが、いわゆる「ネットビジネス」とは違うものです。
「アウトソーシング」というのは聞いたことがありますか?
企業が業務の一部を外注する行為です。
これは今まで、というか今でも、企業がアウトソーシングを専門に行う企業に外注するのが一般的でした。
コールセンターを委託運営して上場している会社があることを考えれば、いかに大きな市場になっているかがわかると思います。
クラウドソーシングは、この発展系と言えばわかりやすいでしょうか?
外注を企業ではなく、「個人」に依頼するものなんです。
具体的に言えば、企業が何かの業務をやってもらいたいとき、インターネット上のサービス(クラウドワークスやランサーズ)に向けて案件を投げます。
そこには多くのフリーランサーやサイドワーカーが登録していて、
「この案件やりたい!」
と思うと、見積もりと具体的な提案をします。
企業は集まった見積もりや提案を見て、外注先を決めるという流れです。
ここで注目したいのは、見積もりが安いところが必ずしも採用される訳ではないということ。
個人的には、クラウドソーシングが成熟期に突入しようとしているんだなぁと感じるのはココです。
このクラウドソーシングの一連の流れは、すべてインターネット上のサービス内で行われるため、むやみに名前や連絡先などの個人情報を知らせる必要がない・・・というビックリ部分もあります。
例えば今抱えている総額30万円弱のライティングは、名前も連絡先も聞かれていません!!
長年、フリーランスのライターをしている私には、信じられない世界です。
フリーランスは受注のために名刺を配りまくりますが、ここには自宅の住所や電話番号が思いっきり書かれています。
子供が小さいころは、不安を抱えながら配っていたものですが、そんな心配は無用ということになります。
では、いい加減なことがまかり通るのか?というと決してそんなことはなく、取引する企業には身分を明かさない反面、登録の時にサービス会社にしっかり身分を証明するステップがあります。
当然、個人情報保護方針は明確ですし、おそらくきっちり守られていると思います。
このバランス感覚は、すごいものです!
そしてもうひとつ。
個人的に、すごすぎる!と思っているのが、支払いのシステムです。
契約が成立すると、企業は先にお金を払ってしまいます。
これを「エスクロー」と言うのですが、サービス会社(ランサーズやクラウドワークス)内で預かり金としてプールされます。
そして実際にフリーランサーに支払われるのは、仕事が終わってから。
つまりフリーランサーとしては、とりっぱぐれがないんです。
フリーランスで活動していると、一度も未払いがなかった人っているかなぁ?と思うくらい、お金をもらえないことってあります。
私もギャラをもらえないこともありましたし、支払いの段階になって「分割にしてくれ」と言われ、結局半分しかもらえなかったこともあります。
なので、このエスクローはすばらしいシステムだと思っています。
ちなみに企業側としても、万が一フリーランサーが仕事を完遂できない場合は支払う必要がなく、返金してもらえるので、双方にとって安全なシステムになっています。
そんなこんなで、いろいろ優れたクラウドソーシングは、「働き方を変える」と言われています。
会社に雇われたり、何らかのグループに所属したりしなくても、仕事ができるからです。
そしてインターネットを利用するため、仕事をする場所や時間を問わないのも特長。
フリーランスとして生きていきたい人は地方に住んでいても自立できます。
他にも、まとまった時間が取れない子育て中の主婦の方のお小遣い稼ぎや、帰宅後に副収入を得たいサラリーマンやOLさん。
人と会ってコミュニケーションをするのが苦手な人、夢があって就職できない人、趣味を仕事にしたい人など、いろんな人が有効に活用できるのがクラウドソーシングなのです。
特長は盛りだくさん。
それゆえに、一回で説明しきれるものではありません。
次回から、それぞれの特徴をわかりやすく説明していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

