1番を強要し続けた父親 | 本当の自分を生きるシンプル人間学®

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晴れやかに のびやかに しなやかに
純粋に 無邪気に
本当のあなたを生きましょう。

※今回のお話は相談者様のお話ではありません

 

 

あるところにとても頑張り屋さんの娘さんがいました。

両親と自分とおばあちゃんとの暮らし。

猫もいました。

 

傍目からはとても平和そうでしたが、娘さんはいつも必死でした。

 

「1番を取れ」

「1番でなければ認めない」

父親にいつもこのように強要されていたからです。

 

 

 

さらに進学先や将来の職業も決められていました。

 

そんな理不尽な要求にも

幼い頃はおばあちゃんとの会話で癒され、

おばあちゃん亡き後は、猫を話し相手に乗り越えてきました。

 

なんとか、父親の望む職種につき、平和に過ごせるはずでしたが、それからおよそ20年後、再び父親からの指示が入りました。

そこでのリーダーになれ、長になれ、と。

 

また娘さんは頑張りました。

しかし、それは叶いませんでした。

 

それを知った時、父親は激怒。

「頑張りが足りない!」

 

娘さんの心は折れ、その仕事から離れる決心をしました。

 

父親は、若き頃、夢をかなえられなかった状況があり、それに対する不満や怒りや悔いを消化させることなく持ち続け、それを娘さんを使って満たそうとしていたようでした。

しかし、このやり方ではいつまでたっても満たされることはなく、最終的には怒りとなり爆発したのです。

 

また、娘さんは、長年続いた『1番』という価値観が自分の中にも深く入り込んでしまい、その価値観を外すことが難しくなってしまいました。

 

 

1番というのは結果ですからね。

そこにこだわり過ぎては苦しみが増すばかりです。

自分に課すことも、子どもや他者に課すことも極力避けたいですね。

 

 

 

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