今日は久しぶりにケーキを食べた


はや、どれくらいご無沙汰だっただろう


一年以上は確実に食べていない


けして嫌いなわけではない


どちらかというと…


恥ずかしながら「大好き」だろう


ではなぜ食べないのか


理由は少年時代にさかのぼる


我が家はかなりの貧乏だった


あれは小学校4年生くらいだったか…


友達だった町医者の息子の家に


遊びに行ったときのこと


綺麗なお母さんが(いま振り返っても品があった)


「おやつですよ」となにやら運んできた


恥ずかしい話


「おやつ」という言葉になじみがなかった


そこで出てきたのがイチゴのショートケーキ


たぶん、その時が生まれて初めて食べた経験


あのクリームの白さ、イチゴの赤さ


いまでも鮮明に覚えている


美味しかった


… …


「俺だけひとり食べてもいいのか?」


そんな言葉が頭をよぎった





そんなことがあったからだろうか


いまでも


家族と食べるとき以外は


自分から求めては食べることがない



今日は長女と次男の誕生日(2月生まれ)を祝して


ケーキを食べる機会に恵まれた


私の心は40年前にタイムスリップしていた






今日は女房と一緒に「アバター」を観に出かけた


3Dで観るためにちょっと遠出


メガネを入り口で受け取り いざ入場


高まる期待感


まだ始らないのだが


女房とともに、ただ前を必死に見つめる


隣のカップルの会話が耳に入ってくる


女:「このメガネ 大きい~」


男:「こうやってはめるんだって」


女:「だって落ちるもん~」


男:「こうすればどう?」


女:「もう、いい」


男:「こうしてみたら…」


女:「だって 大きいもん」


男:「こうやってみて」


こんな会話が飽きもせず続く


ブーーー


場内が暗くなる


隣のカップル


女:「あっ あっ 見える」


男:「そうだって  だから 」


女:「あっ あっ 」


男:「おう  おう 」


会話が消えた…




やっとこれで映画に集中できる


(それにしてもたかがメガネのことでよく会話が続くものだ)



私と女房は映画が終わるまで


互いを確認することもなく


ただ  ひたすら  ひたすら


メガネをかけて


スクリーンを見つめ続けた…


集中した3時間だった



映画が終わりキャストのテロップが流れ出した


私はメガネを外し 余韻を楽しむ



ふっと横を見ると



まだメガネをしっかりかけて


テロップの流れるのを見つめ続ける


女房がそこに  いた


はんぱない楽しみ方だと感心した










お昼によく行く定食屋さん


今日のランチメニューは


①お弁当(ミンチかつ・デミグラスソース+etc+味噌汁)


②野菜たっぷりみそラーメン(ご飯+味噌汁)


③ジャーマンポテトカレー(サラダ+味噌汁)



どうしよう…   どうしよう…   迷った…  


麺好きの私としてはみそラーメンなのだが


今日はミンチかつの誘惑に負けた


このお店は事前清算


レジのおねえさんに注文してお金を払う (すべて600円)


すると、おねえさんが「お弁当ね~!」と大きな声で厨房へオーダー 


席に着くととたんに「お弁当」が運ばれてくる


「おっ、きょうは弁当で正解だったよなぁ~」と心の中でつぶやく


レジに何人かが並んでいる


おねえさんの声が響きわたる


「麺ねぇ~」 「麺ねぇ~」 「麺ねぇ~」 


えっ、今日はやっぱり麺が正解なの?


「お弁当ねぇ~」


よしよし、やっぱり弁当だよな


「麺ねぇ~」 「麺ねぇ~」


… …





他人(ひと)の食べ物が気になる


優柔不断な めたぼオヤジ


リベンジを誓う