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○ 福音歳時記(和歌)2026年1月 主の洗礼の祝日
 
   ヨルダンの河の畔(ほとり)や洗礼を受けしイエズス
            神の子を迎へ喜ぶ鳩降りけり
   イエズスに倣ふすべての人々に
            神の御霊(みたま)は来たりて祝す
   人となり給ふによりて御自身を顕はす御子や
            その神性に与(あずか)る我ら

  
○主の洗礼の祝日に関連する詩篇についての覚書

答唱詩編 詩編28[新共同訳29]について

 嵐における主(ヤハウエ)の栄光を賛美するこの詩は、詩編の中で最も古いものの一つである。
3-4節 西地中海のあらしの描写・5-6節 レバノンやヘルモンの山々の嵐の描写・ 7-10節 荒れ野や森の嵐の描写からなり、雷鳴(声)を神の栄光の現れとして歌っている。
 本詩は、神の永遠のことば(キリスト)の誕生の時、天使達が神を讃えた歌(ルカ2:14)の前半「いと高き天においては神に栄光」の予表句で始まり、後半「地に於いてはみむねに適う人々に平安」の予表句で終わっている。
 第一節の「神の子ら」は最高神(エル)の下に位置する神々のことか。イスラエル時代には、この表現は、神を取り巻く廷臣としての天使達をさしたものと思われる(ヨブ1:6参照)のちに 信心深い有徳の人を指すようになったと考えられる。

聖グレゴリオの家のミサで歌われる入祭唱の出典となっている詩編44[新共同訳45] は、もともとは王の結婚を祝った歌で、3-10節は王の威厳と義と軍事的手腕を讃え、11-13節は王妃に語りかけ、14-16節は王妃と随員達の描写が続く。この王はダヴィデの子孫の王であろう。 この詩は、新約聖書ヘブライ人への手紙1 :8-9でキリストに適用されているので、教会はこれをメシア的詩編とみなした。
 「神よ、あなたの王座は世々とこしえに、あなたの王国の笏は校正の笏。あなたは義を愛し、不義を憎んだ。それゆえ、神、あなたの神は、喜びの油を、あなたの仲間に注ぐよりも多く、あなたに注いだ。」
 ヘブライ人への手紙の著者は、それに続いて、詩編101[102]:26-28(の七十人ギリシャ語訳)からも引用し、神の創造のわざと神の属性をキリストに適用することによって、キリストの卓越性を証明している。
「もろもろの天もみ手のわざ、天地は滅びる。しかし、あなたはながらえる。すべては衣のように古くなる。あなたは外套のようにそれを巻き、またそれは衣のように取り替えられる。しかしあなたは変わることなく、あなたの齢はつきることがない」
さらに、詩編109[110]:1をも引用し、キリストが王であり祭司でもあることを示し、詩編8 :5-7をも引用している。
「人とは 何ものなので、これを御心に留められるのか。人の子とは何ものなのでこれを顧みられるのか。あなたは、人を、しばらくの間、み使いたちよりも低い者とし、彼に栄えと誉れの冠を与え、よろずのものを、彼の足の支配下に置かれた。」

マタイによる福音書3:16-17

そのとき、天がイエスに向かって開いた。イエスは、神の霊が鳩のようにご自分の上に降ってくるのをご覧になった。
そのとき、「これは私の愛する子、私の心に適う者」と言う声が、天から聞こえた。

 Baptizatus autem Jesus, confestim ascendit de aqua, et ecce aperti sunt ei cæli: et vidit Spiritum Dei descendentem sicut columbam, et venientem super se.  Et ecce vox de cælis dicens: Hic est Filius meus dilectus, in quo mihi complacui.

https://www.youtube.com/watch?v=CYm09VUedsE