To  trust  

 

    

娘が不登校になった時に

何よりも私に必要だったのは

 

「娘を信頼する」

ことでした。

 

 

 

 

娘が不登校になった時に

 全く必要なかったのは

 

「娘を心配する」

ことでした。

 

 

 

 

娘が不登校になった当初

いいえ

それよりも前から

私は

 

娘を心配することしか

していませんでした。

 

 

 

でも

娘が不登校になり

 

私が

娘を心配するが故の

言葉がけや行動を

取れば取るほど

 

娘の精神状態は

悪くなっていきました。

 

 

 

ある時

万策尽きた私は

 

娘のあるがままを

ただただ

受け入れることに

しました。

 

 

 

娘の

一挙手一投足を

心配する

ということは

 

娘自身を

否定していることに

なるのでは?

 

という考えに至ったのです。

 

 

 

それから

私は

考え方を180度変え

 

娘のどんな姿や行動も

認めるように

努めました。

 

 

そのうち

「この子はきっと大丈夫だ」

という

根拠のない安心感が

私の心の中に生まれました。

 

 

それからの私が

おこなったことは

 

ただ娘を信頼するだけ。

娘の存在に感謝するだけ。

 

 

 

そうしているうちに

 

少しずつ

少しずつ

 

娘は元気になっていったのです。



その娘も
今では
社会人になり
自立して暮らしています。



やたらに娘を心配していた
あれはなんだったんだ。

全く必要のないことだったな。


今になっても
つくづく
そう思います。