まさかの・・・

 

独立後バブル景気の流れに乗り、

順調に契約件数を伸ばしていく。

 

1年目の決算で売上1億を突破。

 

しかし、すべてが順調ではなかった。

社員1名が独立したいと申し出る。

日本は空前の好景気であり、止めるすべなく会社を去った。

 

続いてもう1名も異業種への転換をしたいと・・・

全ての社員が去り、創業者と経理を行う家族のみとなる。。。

右京区に支店を作ったが1年半で閉店し、

賃貸に出すことになった。

 

創業者に一本の電話が掛かってきた。

独立前にお世話になった会社の社員さんからだ。

内容はまさかの・・・

 

 「〇〇くん、うちの会社に戻ってきて同じ仕事するらしいでー、

  防災の部署が無くなり売り上げが落ちたから復活させるために

  戻ってこさすみたいだわ」

 

まさかの引き抜き・出戻りであった。

 

当然この後は壮絶な旧会社から営業攻勢を受けることになる。

契約金額など全て知る相手、どう戦うのか?

社員がおらずどう会社を動かしていくのか・・・

 

創業者は社員を雇うことを諦め、

アウトソーシングでやっていく事を決意。

協力会社と共に歩む選択をするのである。

 

その後3年は売上1億前後を保ちながら、事業を継続。

1993年4月に久しぶりに新入社員が入社することになる。

 

現社長「ヒロシ」の入社である。