小さい頃、宇宙が怖かった。
もし、地球を離れるとしたら
どこに行けばいいんだろう。って。
永遠に続く永遠が怖かった。
だから、宇宙の暗闇のなかに
ポツンと浮かんでいる地球が好きだった。
今でも怖いのが、生物は皆、いつかは
地球から離れなければならない
『別れのとき』がくるということ。
『あたりまえ』が終わる日が
刻々と近づいているということが
とても怖い。
「もしも、今日が
『地球最後の日』
だとしたら…?」
そんな質問をされたことは
誰にでもあるだろう。
約50億年後には、地球は無いから
美しい自然が、かつてそこに
存在していたこと。
人類を含めた、たくさんの動植物が
命の連鎖によって、存在していたこと。
あなたが存在していたこと。
あなたにとって大切な人が
存在していたこと。
どうにかして、この奇跡の星の存在を
地球が消え去った、未来の宇宙を
生きる者たちに
伝えたい。
今まさに、故郷を失った者たちが
この大宇宙を航海していることが
あるかもしれない。
天を見上げて、そんなことを想う。
『星のふる夜』
