「ニャー!」
「悪い猫だ!」
「猫がどうした?」
「教授、この猫、とても悪い猫なんですよ。」
「ニャー!」
「そうか?私には、とても可愛い猫に見えるが?」
「一見ね。一見、その様に見えますが、とても悪い猫なんです!」
「ニャー!」
「何が、とても悪い猫なんだ?」
「犬の真似をするんです!」
「何だと?」
「ニャー!」
「ワン!って鳴くんです!」
「ニャー!」
「さっきから鳴いているが、私には、ニャー!としか聞こえないが?」
「普通に聞いてると、ニャー!としか聞こえませんが、よーく耳をすませてみて下さい!」
「ん?」
「ニャー!」
「ほら!」
「ほら?いやいや、私にはやはり、ニャー!と鳴いている様にしか聞こえないが?」
「教授!!」
「ニャー!」
「どうした急に大声出して!?」
「真面目に耳をすませて聞いて下さい!」
「真面目に耳をすませて聞いているよ。」
「確かに、ニャー!と鳴いています!」
「やはり、ニャー!鳴いているのではないか。」
「がしかし!ニャー!と鳴いた後に小さく、ワン!と鳴いているんです!」
「そうなのか?」
「そうなんです!」
「ニャー!」
「そうなのか?」
「そうなんです!」