幾つもの言葉を飲み込んでいたら
いつの間にか我慢強くなってしまった
大切な言葉もあった そうじゃないものも
伝えたい事もあった 今さら言えないけど
誰かを傷付けてしまわないか それが怖かった
死ぬ程辛かった事を笑い話にする人
誰かの親切を悪意に変えて噂する人
傷付いた心を隠したいだけ
弱い心を晒したくないだけ
なんだ みんな似た者同士じゃないか
幾つもの言葉を飲み込んでいたら
いつの間にか我慢強くなってしまった
別になりたかった訳じゃない
望んで強くなった訳じゃない
そんな言葉もまた飲み込んで
素直な気持ちをひたすら隠していたら
いつの間にか空っぽになってしまった
立ち直れない時もあった そうじゃない時も
言い表せない事もあった 覚えてないけれど
誰かに馬鹿にされないか それだけを気にしていた
死ぬ程辛かった事を笑い話にして
誰かの親切を悪意に変えて噂して
傷付いた自分を隠したいだけ
弱い自分を晒したくないだけ
なんだ 全部自分の為だけじゃないか
素直な気持ちをひたすら隠していたら
いつの間にか空っぽになってしまった
別に理解して欲しかった訳じゃない
気付かないで欲しかった訳でもない
そんな気持ちもまた隠して
幾つもの言葉を飲み込んで
いつの間にか我慢強くなって
素直な気持ちをひたすら隠して
いつの間にか空っぽになって
本当は伝えたかった言葉を
本当に伝えたかった気持ちを
詰め込んだ心が悲鳴を上げる
吐き出したい 隠したくない
ありのままの自分でいたいよ
『晒した傷はいつか癒えるの
傷跡を隠さなくてもいいの』
自分さえ信じられない僕が
君を信じてみてもいいの?