今日…もそうなんですが、私は睡眠薬を飲むとき以外に寝てしまうと、必ず不思議な体験をします。そしてその体験は脳裏に焼き付いてしまってしばらく消えることはありません。
具体的にいうと、私は眠剤と一緒に服用するNaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)を飲まずに寝てしまうと、現実なのか夢なのか区別のつかない「悪夢」を見てしまうのです。
これが実に厄介。もし朝早く目覚めてしまい、二度寝なんかをした日には、その日の体調が駄々下がりです。昼寝も同様ですね。
昼寝はダメだと分かっていても、ついやってしまいます(医者から止められてるわけではありません)。経験が、やってはダメだと教えてくれるのですが。
今日は、今年初めて昼寝をしてしまった。
近所にある見慣れた公園で、私は「黄色い種族」として生きる。この世の中には、赤と紫と青と緑と黄の5つの種族が共生している。種族間に外見上の差異は見られない。ただ、その色の服を着ているだけ。現実と違うのは、なぜか剣を装備しているということ。
まるで本当のVRMMOをやっている感じ(今話題の<ソードアート・オンライン>みたいな世界観です)。
剣を振るって何をするのかと思えば、コウモリみたいな小さな生物を倒すだけの簡単な仕事。ただ私はその世界であたりまえのように生きている。そしてその世界で私は思う。
「ココは現実世界とパラレルワールドになっているんだ。だからもし、現実がダメになってもココの現実で生きられる」と。
良い天気なので、木陰で昼寝をする。意識が遠のくのを感じながら、私はどちらの世界が住みやすいかをじっと考える。どちらも孤独だし静寂だけど秩序はある。どちらの暮らしがいいかを追究することは私にとっては何の価値もない。“生きられる”なら選り好む必要もない。
次に気付いた時、時間は5分くらいしか経っていなかった。いつの間にか風が吹いていた。ゴオッと砂塵が舞ったので、屋内に移動する。妙に広い体育館。巣食っていたコウモリを薙いで、再び私は眠れるスペースを探す。ちょうど良い角度のH鋼が建屋の隅に連結されていたので、そこでまた眠りに就く。ホント今日は寝てばかりの一日だ。
さて、この小説もどきの中に「現実」と「夢」との境界線を引くとしたら、一体どこに引けばいいでしょうか。
たぶん、引けないと思います。話の内容が支離滅裂だからです。パラレルワールドとか悟ったような口を聞いて、区別もつかない意味不明な体験をするから、薬を飲まずに寝たくないんです。
いまこの記事を書いている自分の思考も、まだ夢なのか現実なのか分からないままです。寝ぼけて書いているのかもしれないし、もしかしたらこれも夢の中の出来事に過ぎないのかもしれません。
『じゃあ寝るな!』
あぁ、口をそろえてみんなが罵声を浴びせてくるのが目に浮かぶ(笑)
でもでも、これも病気の中の一つの症状なんですよ。これからPSWを目指す方なら、NaSSAとか悪夢のこととか、精神医学の授業で耳にタコができるくらい教えられますから、病気を背負うつらさも理解が深まるかも??
・・・何書いてんだろうオレわ
