今日も、また | ティル・ナ・ノーグ Tir na n-Og
午前中は天気が良かったので、祖父の墓参りへ。車で30分あれば着くので行こうと思えば毎日行けます。…でも2ヶ月振りになってしまいました。


祖父は私が2歳になる前に、58歳の若さで世を去りました。ちょうど弟が生まれる2週間前でした。なので弟が無事に生まれたときは、「じいちゃんの生まれ変わりかもしれないね」と言っていたそうな…。
そんな祖父は私の事を溺愛していて、毎日のように車で片道1時間かけて会いに来てくれました。毎日どこかへ遊びに行って、覚えてないけれど、その時の私はすごく幸せだったと思う。懐かしげにホームビデオを観ると、孫を可愛がる祖父の後ろ姿が童子の様でした。
そんな祖父はいつも「せめて高校に行くまでは生きていたいなぁ」とつぶやいていました。もし生きていれば喜寿手前。まだまだ元気でいられそうな歳ですが、還暦すらも待ってはくれませんでした。


──墓参りへ行くたびに私は必ず近況を話しています。それは私が高校入学してからずっと変わらない。ソレを思い出すたびに、いつも泣いて話してた。「先週はね、友達ができたんだよ」とか──

でも病気になってから私は、泣き崩れるように墓にしがみつくようになっていました。悔しさと、怖さと、不安で。手を合わせるのも忘れて。
だから迷惑をかけまいと思って、どんどん行く回数が減っていきました。2ヶ月も間が空いてしまったのもそのせいだと思います。

近況を話すときは、吉報を。そう決めて今日は学校生活への意気込みを話してきました。でも辛くなったら、またぐずりに来てもいいかな?(笑)

梅の花


今日は寒かったけど、墓苑の近くで梅の花が咲き始めてるよ!一輪一輪が誇らしく、今日も、また。