昨年の秋にチケットを予約してから、ずーっと楽しみにしていたコンサートを聴くため、

金曜日、仕事帰り、サントリーホールへ行ってきました。

 

 

 

プログラムが2種類あり、月曜日にするか、金曜日にするかを予約時に迷いました。

Youtubeでは、辻井さんとペトレンコさんのラフマニノフの3番をよく聴いていて、月曜日のプログラムでぜひ直接聴いてみたいと思いましたが、金曜日のチャイコフスキーも捨てがたく。。。

迷うところではありましたが、今回はprogram Bのチャイコフスキーにしました。

 

 

 

サントリーホールでは、開演前と途中休憩で、サントリーのウイスキーが飲める、ということで夫にも付き合ってもらいました。この日がどんなコンサートなのか、ホールに到着するまで興味が無い夫。でも、演奏を聴いてみれば、その一流の演奏に感動してくれるので、時々付き合ってもらっています。

 

サントリーホールに到着すると、既に人が沢山。ほぼ満席だったようです。

 

開演前に夫は、響のハイボール。私はオレンジジュース。

でもワインやシャンパンを飲んでいる方も多かったです。

コンサートが始まる前の、心地よい歓談の声に耳を傾ける、そんなひと時も実は好きです。

 

 

 

最初にチャイコフスキー ピアノ協奏曲第一番。良い席だったので、辻井さんのピアノを弾く指の動きに見惚れ、ただただ、目の前の演奏に耳を傾け、その世界を堪能しました。辻井さんの演奏は、何度かコンサートには足を運んでいますが、さらに素晴らしく、最初から最後まで引き込まれました。アンコールで2曲を披露してくださったのですが、あれだけの大曲を弾いた後にも関わらず、圧巻の演奏に会場中からは割れんばかりの拍手。特に1曲目は、全然タイプの違う曲だったので、弾き込まれました。

 

(アンコール曲)

カプースチン:トッカティーナ(8つの演奏会用エチュードより)(ピアノ・アンコール)
リスト:コンソレーション(慰め)第2番(ピアノ・アンコール)
 

 

今回のもう1曲は、ショスタコーヴィチ:交響曲第8番。

と書いても、クラシックの初心者ゆえ、今回初めて聴くことに。

1時間を超える大作だそうで、予めYoutubeで予習しようかと思いましたが、途中で断念。

今回の演奏時間も65分と書かれており、これだけの作品を聞ける機会はなかなか無いことと、指揮のペトレンコさんがなぜこの曲を選んだのかというインタビューを予め読んでいたので、すんなりと曲に入れました。

 

今まで聞いたことのない、そんな独特の曲、というのが正直な感想です。

素人目線ですら分かるほどに、とにかく指揮が圧倒的にうまい上に、さらにオーケストラも演奏が素晴らしくて。。。だからこそ、この曲をこんな風に演奏して仕上げられるのかと、夫と終わった後で感動した話で盛り上がりました。会場中が息を飲むほどの名演だったように思えます。そして、オーケストラでアンコール曲ってあるんですね。私は今回初めて聴きました。静かで優しい音色が心に響きました。

 

(アンコール)

ヴァレンティン・シルヴェストロフ:『沈黙の音楽』より「夕べのセレナード」

 

 

 

今回は、チケットがお高くて迷いつつも、夫も誘った甲斐がありました。あれだけの演奏を聴いたら、誰かと感想を話したくなります。本当に、本当に良かったです。

 

 

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