海外旅行のために日々働いている、といっても過言ではない私たちですが(笑)、ふとそんな時は、以前撮った画像を振り返っては思い出に浸っています。

 

 

旅の一コマ

 

イギリスのリバプールに、夫が好きなサッカーを見に行った時のこと。リバプールからロンドンに戻る列車を待つ待合室で、ポストカードと切手、クッキーと紅茶。そんな何気ない1枚ですが、この画像を見ると、あの時の思い出がふと蘇ってきます。

 

 

サッカーを見に何度かリバプールには行きましたが、初めてリバプールに行った時のこと。もう8年位前になるでしょうか。その旅は色々あって、肝心なサッカーのチケットが試合直前まで手元に届かず、精神的になかなかハードだったのですが、無事にチケットも手に入り、試合も見終わり、ロンドン行の列車までまだ時間があったので、駅前のショッピングセンターに入ったのでした。


ほっとして、ちょっと小腹が空いていたこともあり、その中の小さなフードコートに立ち寄りました。中途半端な時間帯だったので空いていました。洋食がずっと続いていたので、思わず目に入ったのは、アジアンヌードルのコーナー。中華風焼きそばだったかな。

 

カウンターの向こうのお兄さんに注文をしようとしたら、アジア系の方だったんです。この時、何だか無性にほっとして、まるで仲間を見つけたかのような感じでした。向こうも、そう思ったみたいです。注文して、そのお兄さんが作ってくれて、出来上がった中華風焼きそばを受け取った時に、話しかけられたのです。

 

どこからですか?と聞かれたので、日本からだというと、そのお兄さんは自分は香港から来て、ここで働いているとのこと。そっか、あんな遠くから来て、全くの異国の地でこんな風に働いて頑張っているんだなあと思ったら、すごいなあと、私まで心強くなったのでした。

 

夫が待っていたので話はほどほどに切り上げて、席で食べましたが、そのフードコートを去る時、ふと先ほどのお兄さんの方に目をやると、こちらを見て手を振ってくれていました。

「気を付けて」そんな言葉もこちらに聞こえてくるようでした。

私も「頑張って!」そういう気持ちで手を振りました。

 

遠く離れた異国の地での出来事ではありますが、旅をしたからこその経験は画像と共に今も私の胸に刻まれています。