西の山際に黒い雲がでていたが、阪急伊丹駅についた頃はまだ晴れ間があった。

葬儀会館へ向かって歩き出した途端に雨。

段々激しくなり、短い距離だが、会館に着いた時には、職員が寄ってきて手拭いで黒服を拭いてくれるほどに濡れた。

駅で出会った人たちは、それぞれ他の人とここで待ち合わせ。

で、私一人駅舎の外へ

駅舎ビルの外へ出た瞬間に雨が降り出した。

遺影を見つめていたら昨日と違うことに気付いた。遺影の下。

戒名は俳号のまま彼岸花

檀の横に配置の画像

愛妻とのツーショット

供花の配置にもわずかな変化が

 

遺族3姉妹

式後

中央が坪内稔典 左右は十三句会でのメンバー。二人とも捻転と交流があるよう。

式後の昼食は↑の3人と。狭い座席だったが月山蕎麦はうまかった。

式後はカンカン照り

道路わきの植栽の中白い彼岸花が満開状態

 

 

きごさい歳時記  より。

秋の雨(あきのあめ) 三秋

子季語 秋雨、秋黴雨、秋霖、後の村雨、秋の村雨
関連季語  
解説 秋に降る雨のこと。初秋に降る暑さを和らげる雨、台風がもたらす強く激しい雨、晩秋の
冷たい雨といろいろあるが、秋雨前線による秋の長雨が印象深い。春の雨にくらべて寂し
い風情がある。
来歴 『滑稽雑談』(正徳3年、1713年)に所出。
文学での言及 秋の雨にぬれつつをれば賤しけど吾妹が屋戸し念ほゆるかも 大伴利上『万葉集』
実証的見解  
参考文献  


 例句はなべて9月の雨ではなく10月以降の雨を詠っている。

 

    鼬啼いて離宮に暮るる秋の雨 蕪村 「夜半叟句集」
秋の雨胡弓の糸に泣く夜かな 暁台 「暁台句集」
秋雨や旅に行きあふ芝居もの 召波 「春泥発句集」
馬の子の故郷はなるる秋の雨 一茶 「享和句帖」
秋雨や俵編む日の藁一駄 河東碧梧桐 「碧梧桐句集」
と見る間に秋雨の庭暮れて無し-- 松本たかし 「石魂」
秋雨や蕎麦をゆでたる湯の匂 夏目漱石 「漱石俳句集」
石山の石洗ひけり秋の雨 藤野古白 「古白遺稿」
電球のほのかにぬくし秋の雨 長谷川櫂 「天球」